事業モデル
同社は戸建住宅、賃貸住宅、マンション、商業施設、事業施設、環境エネルギー、その他の7事業を展開し、生活基盤への包括的なアプローチを行っています。各事業において、開発から建設、管理・運営までを一貫して手掛ける体制を構築しています。
特に商業施設や事業施設においては、単なる施工にとどまらず、土地の取得からテナントリーシング、設計・施工まで一体的に行うことで付加価値を高めています。また、環境エネルギー分野では再生可能エネルギーの活用など、次世代のインフラ整備にも注力しています。
KPI
当連結会計年度の売上高は5,576,861百万円となり、前連結会計年度比で2.6%の増加を記録しました。営業利益は614,879百万円(前年比12.6%増)に達し、第7次中期経営計画で目標としていた数値を前倒しで達成しています。
セグメント別では、戸建住宅事業の売上高が1,342,252百万円と大幅な伸びを見せ、リフォームや買取販売などの多角的な展開が寄与しました。一方で、マンション事業は分譲戸数の影響により営業利益が前年を下回るなど、各事業で異なる動向が見られます。
成長ドライバー
AI技術の活用による業務効率化と顧客体験の向上を成長の柱としています。具体的には、AIプランコンシェルジュの導入により、住宅設計における提案の精度とスピードを向上させる取り組みを進めています。
また、環境対応への注力も重要な成長要因です。2025年7月より戸建注文住宅においてZEH水準を上回る「断ル等級6」の標準化を開始しており、GX(グリーントランスフォーメーション)への対応を通じて中長期的な競争力の強化を図っています。
リスク
外部要因として、原材料や資材価格、人件費の高騰によるコスト増大が挙げられます。また、海外事業においては、為替相場の変動や地政学リスク、各国の政策変更といった国際取引特有の不確実性が経営に影響を及ぼす可能性があります。
内部的なリスクとして、品質保証や安全・環境に関する課題があります。これらに対し、同社は「リスクマネジメント規程」に基づき、平時および有事の両面で強固な管理体制を構築し、早期の発見と是正に向けた仕組みを整備しています。
競合
同社はハウスメーカー、ゼネコン、デベロッパーの機能を併せ持つ独自の立ち位置を確立しています。この多機能な構造により、社会の変化に応じて既存の枠組みにとらわれない新たな領域への挑戦が可能となっています。
競合環境においては、単なる建設の提供だけでなく、管理運営やリノベーションといったライフサイクルに寄り添うサービスを展開することで差別化を図っています。特に商業施設や事業施設では、一体的な開発スキームにより独自の優位性を構築しています。
バリュエーション
2026年7月31日時点の株価は4,678円となっており、同日の時価総額は約28973.1億円です。この時点でのPERは8.26倍、PBRは1.00倍と算出されています。
また、同日のデータに基づく配当利回りは2.80%となっています。これらの指標は、同社が持つ強固な事業基盤と安定した収益構造を反映する数値として評価されます。
