事業モデル
同社はカラオケ事業を主軸とし、国内では「カラオケまねきねこ」や「ワンカラ」、海外では「まねきねこ」ブランドを展開しています。さらに不動産管理事業や、温浴施設・飲食店舗を含むその他事業を展開する多角的なポートフォリオを有しています。
特にカラオケ事業においては、単なる歌唱空間の提供に留まらず、コンテンツとのコラボやDX施策を積極的に取り入れています。これらの取り組みを通じて、カラオケルームを多様なエンターテインメントを楽しめる場へと進化させています。
KPI
同社は経営指標としてROA(総資産利益率)を重視しており、効率的な投資による早期の回収を目指しています。当連結会計年度において、カラオケセグメントは売上高671億62百万円、セグメント利益124億5百万円を計上しました。
不動産管理事業も安定的に推移しており、売上高は18億57百万円、セグメント利益は2億22百万円となりました。その他事業においても、飲食店舗の好調により前年比で大幅な改善が見られ、黒字化を達成しています。
成長ドライバー
中期経営ビジョン「エンタメをインフラに」に基づき、2027年8月期までを重点期間として成長に向けた施策を加速させています。具体的には、国内の主要都市や海外市場における積極的な出店計画に加え、新事業の取り込みによる規模拡大を図っています。
また、エンタメボックス「E-bo」の全店導入や機能拡充により、提供価値の多様化を進めています。さらに、人事制度の刷新による人財の確保と育成を強化することで、サービス品質の向上と運営効率の改善を目指しています。
リスク
カラオケ事業においては、より魅力的な娯楽への流出や、社会問題による客数減少がリスク要因として挙げられています。また、不動産管理事業では、テナントの急な退出に伴う空室発生が収益に直接影響を及ぼす構造となっています。
人材確保の難化や、新規事業・M&Aにおける不確定要素も経営上の課題です。さらに、感染症の流行による店舗の休業や時短営業など、外部環境の変化が経営成績やキャッシュ・フローに影響を与える可能性も認識されています。
競合
同社は国内で703店舗、海外で25店舗を展開する強固なネットワークを構築しています。競合他社との差別化として、独自のコンテンツ開発やDX施策の導入による「エンタメボックス」への転換を進めています。
また、事業領域の拡大として温浴施設や飲食など、カラオケ以外の接点を持つことで顧客基盤の深化を図っています。これらの多角的なアプローチにより、単一の娯楽サービスに依存しない強固な経営基盤の構築を目指しています。
バリュエーション
2026年7月31日時点の株価は1,046円となっており、同日の時価総額は約866.8億円です。この時点でのPERは15.63倍、PBRは2.22倍と算出されています。
また、同日時点の配当利回りは2.68%となっています。これらの指標は、同社が推進する事業拡大やブランド強化に向けた投資と、現在の市場評価を反映した数値です。