事業モデル
同社は「人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる」というパーパスのもと、リアルとデジタルの両面から人の体験を統合的にデザインする事業を展開しています。
具体的には、企業や団体の広告活動・販促活動に伴う情報伝達のための各種イベントやマーケティングツールの企画、制作、運営を一貫して担っています。特にリアルイベント分野が売上高の大部分を占めており、強固な体制で顧客の課題解決に貢献しています。
KPI
当連結会計年度の売上高は23,336百万円に達し、前連結会計年度と比較して23.8%の成長を記録しました。このうちリアルイベント分野が19,388百万円と主力となっており、同分野は前年比で26.8%の伸長を見せています。
収益性についても向上しており、営業利益は2,592百万円(利益率11.1%)、経常利益は2,581百万円を計上しました。当期純利益も前年度から大幅に増加しており、事業の拡大と効率的な運営が寄与していることが伺えます。
成長ドライバー
同社は、リアルな体験を通じた価値提供に対する継続的な需要を捉え、企画・制作・運営を一貫して担う体制を強みとしています。今後も提案品質や専門性の向上を通じて、Experience Marketingにおける競争優位の確立を目指しています。
また、人材の確保と育成を重要な成長課題と位置づけており、OJTや社内外の研修を通じた教育体制の整備を進めています。高度なスキルを持つ人材の育成により、経営環境の変化に対して機動的に対応できる組織体制の構築を図る方針です。
リスク
主要なリスクとして、国内経済の動向に左右される広告・イベント業界特有の景気変動による受注減や、人件費・原材料価格の上昇が挙げられます。また、大規模イベントにおける安全管理や、オンライン配信における技術トラブルへの対応も重要な管理項目です。
さらに、人材の確保や教育が計画通りに進まない場合の経営への影響、および情報セキュリティや個人情報の漏洩リスクにも注視が必要です。これらのリスクに対し、同社は専門部署の設置やマニュアル整備、損害賠償責任保険の締結など多角的な対策を講じています。
競合
同社は、単なるイベント運営にとどまらず、リアルとデジタルの両面から体験を統合的にデザインする独自の立ち位置を築いています。特定の取引先に依存しない幅広い顧客基盤を持つことで、安定した受注体制を構築しています。
競合環境においては、提案品質の向上や専門性の深化を通じて競争優位性を確立することを目指しています。特に、クライアントのマーケティング課題に対し、一貫した制作・運営体制を提供できる点が強みとなります。
バリュエーション
2026年7月31日時点の株価は725円となっており、同日の時価総額は約113.5億円です。この水準におけるPERは5.91倍と算出されています。
また、PBRは2.38倍であり、配当利回りは3.72%を記録しています。これらの指標は、提供された最新の市場データに基づいた数値です。