事業モデル

同社は洋菓子製造販売および喫茶・レストラン事業を展開する企業です。洋菓子分野では、チョコレートやクッキー等の干菓子から、チーズケーキなどの洋生菓子まで幅広く取り扱っています。

販売形態は主に直接販売を採用しており、直営店35店舗と準直営店141店舗を運営しています。喫茶・レストラン事業では28店舗を展開し、フードサービスを提供しています。

KPI

当連結会計年度の売上高は36,273百万円となり、前年比0.7%増を記録しました。洋菓子製造販売事業が34,199百万円、喫茶・レストラン事業が2,073百万円をそれぞれ計上しています。

一方で、カカオを中心とした原材料価格の高騰により売上原価率が大幅に上昇した影響を受けました。その結果、営業利益は1,264百万円(前年比38.6%減)、当期純利益は642百万円(前年比54.6%減)となりました。

成長ドライバー

中期経営計画「つなぐ ~next stage 2031~」に基づき、成長戦略の中心に「焼菓子」を据えています。若年層や日常的な手土産需要の拡大を見据え、新ブランドの開発や店舗展開を積極的に進めています。

具体的には、カスタードスイーツ専門店「CUSTA」や、北海道産発酵バターを使用した「太陽のガレット」などの新ブランドを展開しています。これらの施策を通じて、2032年1月期には売上高41,000百万円、営業利益3,000百万円を目指す方針です。

リスク

原材料価格の変動が大きなリスク要因となっており、特にカカオや乳製品などの農畜産物は気候変動や為替の影響を受けやすい状況にあります。これに対し、調達先の多様化や事前の価格交渉等による対応を進めています。

また、少子高齢化に伴う国内のギフト市場縮小や、海外展開における地政学的リスクも課題として認識されています。さらに、食の安心・安全に関する消費者意識の高まりに対応するため、HACCPシステムを取り入れた品質保証体制を構築しています。

競合

同社は洋菓子製造販売において、百貨店や量販店を中心とした独自の流通網とブランド力を有しています。特に「焼菓子」への注力により、ギフトから日常の消費まで幅広い層への訴求を図っています。

競合環境においては、若年層向けの新ブランド展開や、特定の素材に特化した専門店(CUSTA等)の運営を通じて差別化を図る戦略をとっています。独自の店舗網と商品開発力を組み合わせ、市場での優位性を確保する方針です。

バリュエーション

2026年7月31日時点の株価は1,500円となっており、同日の時価総額は約300.9億円です。この時点におけるPERは47.17倍、PBRは1.51倍と算出されています。

また、同日のデータに基づく配当利回りは0.67%となっています。これらの指標は、将来の成長に向けた投資やブランド構築への期待を反映しているものとみられます。