事業モデル

同社は氷菓・アイスクリーム類および和菓子の製造販売、冷凍食品等の仕入販売、寄託品保管業務を主たる事業として展開しています。生産拠点は新潟、富山、三条の3工場で構成され、特に新潟と富山の2拠点はアイスクリームの主力拠点として機能しています。

製品供給においては自社ブランドの展開に加え、他社からの受託加工(OEM)も重要な役割を担っています。仕入販売部門では、加工氷や飲料、アイスクリームなど多岐にわたる品目を取り扱っており、物流保管部門による冷凍倉庫の提供も事業の一部を構成しています。

KPI

同社は安定的な収益基盤の確立を目指し、売上高、営業利益、および営業利益率を主要な経営指標として設定しています。また、資本コストを意識した経営を実現するため、自己資本利益率(ROE)も重要な評価軸として採用しています。

新中期経営計画「ONE SEIHYO, BEYOND LIMITS」では、2029年2月期に向けた具体的な数値目標を掲げています。具体的には、売上高7,000百万円、営業利益210百万円(営業利益率3.0%)の達成を目指しており、段階的な収益性の向上を見込んでいます。

成長ドライバー

富山工場の取得により生産能力を飛躍的に拡大し、売上高100億円企業への成長に向けた基盤構築を進めています。この拠点は大量生産や自動化推進の役割を担い、安定的な製品供給と事業基盤の強化に寄与する戦略的投資として位置づけられています。

販売面では、SNSを活用したブランドの深化や新ブランド「Marone」の展開により、季節による売上変動の緩和を図ります。また、富山工場を西日本への物流ハブとして活用することで、関西・中京エリアを含む広域な販路拡大を推進する方針です。

リスク

原材料価格の高騰やエネルギーコストの上昇は、製品の製造原価に直接影響を与える重要なリスク要因となります。特に乳製品や糖類、包装資材などの調達コストは、国際情勢や為替動向によって変動しやすく、収益を圧迫する可能性があります。

また、事業特性上、売上高が夏季期間に集中するため、異常気象による影響を受けやすい構造となっています。さらに、OEM供給においては顧客企業の経営状況や調達方針の変更といった、自社でコントロールできない要因による影響も考慮する必要があります。

競合

同社は国内市場において、卸売業や小売業との継続的な取引を通じて製品を流通させています。競合環境においては、原材料高騰や人件費の上昇といった共通のコスト圧迫要因が存在する中で、生産効率の向上と価格転嫁の推進が重要となります。

特にOEM受託製造の分野では、顧客企業のニーズと自社の高度な技術力を融合させた共創型ビジネスを展開しています。他社との差別化に向け、新製品の開発力強化や品質管理体制の徹底を通じた競争力の維持に努めています。

バリュエーション

2026年8月4日時点の市場データにおいて、同社の株価は1,994円となっています。この時点での時価総額は約28.0億円であり、PERは243.77倍、PBRは1.95倍と算出されています。

また、同日のデータに基づく配当利回りは0.90%となっています。これらの指標は、将来的な成長への期待や現在の事業規模を反映した数値として示されています。