事業モデル

同社はリーガルテックを軸とした2つの主要サービスを提供しています。LegalTech SaaS事業では、AI法務アシスタントや契約レビューを含む「OLGA」を展開し、SaaS型で提供しています。

もう一つの柱である登記事業では、専門知識が必要な手続きを簡便に行える仕組みを提供しています。これらのサービスを通じて、企業や個人の活動における法的障壁の除去を目指すビジネスモデルを構築しています。

KPI

LegalTech SaaS事業は前年同期比136.4%と大幅な成長を見せており、同事業の売上高は8億1609万円に達しました。登記事業も前年同期比117.7%増の6億6772万円を記録しています。

また、複数モジュールを導入する顧客の平均単価は23万6千円となっており、機能連携の強化が顧客単価の向上に寄与しています。これらの成長により、当期売上高は前年同期比127.3%増の14億8381万円となりました。

成長ドライバー

成長の主な要因は、OLGAにおけるAI法務アシスタントおよび法務データ基盤のリリースに伴う新規顧客獲得の増加です。これらの機能により、法務部門だけでなく事業部門も含めた全社的なDXを支援しています。

今後は、各モジュールの連携強化によるユーザー体験の向上と、より広範な層への訴求を目指しています。特に、法務リテラシーが低い層に向けたサービス展開や、将来的な個人ユーザーへの拡大を見据えた戦略を展開しています。

リスク

クラウド市場の動向や技術革新のスピードに左右されるため、最新技術の収集と優秀な人材の確保が不可欠です。競合他社との価格競争や、高度化する法規制への対応遅れが経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

また、システムやネットワークの障害、知的財産の侵害リスクにも注視が必要です。さらに、新規顧客獲得のためのマーケティング投資に対する費用対効果の確保も、持続的な成長に向けた重要な課題と位置付けられています。

競合

リーガルテック市場はクラウド普及を背景に拡大しており、今後も多様な競合企業の参入が予測される環境にあります。同社は、単なる価格競争ではなく製品の付加価値によるブランディングで差別化を図っています。

特に「OLGA」の各モジュールを組み合わせることで、他社との差異化と顧客の利便性向上を目指しています。法務リテラシーの低い層までカバーする範囲の拡大により、競合に対する優位性を確立する戦略をとっています。

バリュエーション

2025年12月期の第4四半期末時点において、契約を伴う顧客の平均単価は12万円と報告されています。この数値は、中堅から大手企業における金額的な影響が軽微であることを示唆しています。

同社はストック型の収益モデルを採用しており、継続的な成長には既存顧客の解約防止と単価向上が重要となります。投資活動として無形固定資産への支出を行っており、将来に向けた開発体制の強化を進めています。