事業モデル

同社は建材事業をコアとし、環境アメニティ、加工、エンジニアリング、その他の5つの主要な事業を展開しています。特に建材事業は、住宅関連資材の販売を通じてグループの業績の大半を占める基盤となっています。

加工事業では、木造住宅を中心とした構造躯体の加工組立販売を行い、他社との差別化を図る戦略をとっています。エンジニアリング事業では、建設や土木工事に加え、介護事業を含む多様なサービスを提供しています。

KPI

当連結会計年度の売上高は、M&Aの効果もあり120,432百万円(前期比2.9%増)を記録しました。利益面でも、営業利益が1,669百万円(前期比13.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,309百万円(前期比25.9%増)と伸長しています。

セグメント別では、エンジニアリング事業が売上高14,190百万円(前期比48.7%増)、営業利益1,152百万円(前期比159.4%増)と大幅な成長を見せました。一方で、加工事業は売上高が15,046百万円と増加したものの、物流費の増加等により営業利益は528百万円(前期比17.0%減)となりました。

成長ドライバー

同社は、住宅需要の変化に左右されにくい企業体質を構築するため、非住建分野の規模拡大やリフォーム・リノベーション需要の取り込みに注力しています。また、脱炭素関連商材の拡販など、社会環境の変化に適応した成長分野への営業展開を推進しています。

戦略的なM&Aを通じて事業ポートフォリオの変革を進めており、2025年7月にはCADシステム開発を行う企業を子会社化しました。さらに、エンジニアリング事業における工事ネットワークの構築や、自動車のEV化を見据えた商材の転換など、多角的な成長戦略を展開しています。

リスク

住宅市場の動向に関するリスクとして、新設住宅着工戸数の変動や資材の供給不足・価格高騰が経営成績に影響を及ぼす可能性があります。これに対し、同社は非住建分野の拡大やリフォーム需要の取り込み等でリスクの分散を図っています。

原材料の調達における地政学リスクや、取引先である中小企業への信用リスクも重要な課題として認識されています。また、深刻な人手不足による人材確保・育成の困難さや、自然災害・感染症によるサプライチェーンの寸断といった事業継続に関するリスクにも対応を進めています。

競合

同社は建材、環境アメニティ、加工、エンジニアリングなど多岐にわたる分野で事業を展開しており、各領域において競合他社の存在を認識しています。特に住宅関連資材の供給や施工における競争環境は常に変化する状況にあります。

これらの競争に対し、同社は顧客ニーズに合わせた商品・サービスの提供や、独自の加工技術による差別化を通じて強固な事業基盤の構築を目指しています。また、M&Aを通じた規模の拡大や、他社との連携による優位性の確保により、競合に対する競争力の維持を図っています。

バリュエーション

2026年8月4日時点の市場データにおいて、同社の株価は1,456円となっています。この時点での時価総額は約189.4億円(18,936,815,616円)と算出されています。

投資指標としては、PERが14.43倍、PBRが0.77倍となっており、配当利回りは3.86%を記録しています。これらの数値は2026年8月4日時点のデータに基づいたものです。