事業モデル
同社は分譲マンションのデベロッパーとして「クレア」シリーズを展開する不動産販売事業を主軸としています。入居後のアフターサービスや資産価値の維持に向けた管理サービスの提供も一体的に行っています。
また、オフィスビルや賃貸コンパクトマンション「クレアグレイス」を展開する不動産賃貸・管理事業を運営しています。さらに、マンション購入者を対象とした保険代理業などの付随的な事業も展開しており、多角的な収益構造を構築しています。
KPI
不動産販売事業においては、当連結会計年度に16物件の竣工・引渡しを実施し、売上高は26,937百万円となりました。このセグメントにおける営業利益は1,856百万円を計上しています。
一方で不動産賃貸・管理事業では、売上高が3,913百万円、営業利益が512百万円となりました。マンション管理事業においては、当連結会計年度中に管理戸数を588戸追加し、総管理戸数は14,618戸に達しています。
成長ドライバー
同社は「クレア」ブランドの価値向上に向け、地域特性や顧客ニーズに合致した用地取得と商品企画を継続的に実施しています。特に地方中核都市への進出を推進しており、当連結会計年度には新たに3つの都市へ初進出を果たしました。
また、賃貸マンション事業では「クレアグレイス」の展開を加速させており、2021年の開始以来、現在までに8物件328戸が賃貸開始となっています。SDGsへの対応としてZEH-M Orientedや低炭素住宅の採用も積極的に進めています。
リスク
不動産販売事業は売上高の大部分を占める主要事業であり、竣工・引渡し時期の変動による業績の波や、工事請負先の経営不安に伴う工期遅延のリスクを抱えています。また、土地取得時の土壌汚染等の隠れた瑕疵による追加費用発生も懸念される要因です。
財務面では、用地取得や資産購入のために金融機関からの借入に依存する高い有利子負債比率が特徴です。金利水準の急激な変動や、景気動向・金利動項の変化に伴う住宅購入意欲の低下が、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
競合
同社は分譲マンション市場において「クレア」という独自のブランドを確立し、地域社会に溶け込む高品質な空間を提供することで差別化を図っています。特に地方中核都市を含む広範なエリアで展開しており、競合他社との差異化を推進しています。
賃貸・管理事業においては、オフィスビルや「クレアグレイス」といった独自のブランドを展開し、安定した収益基盤の構築を目指しています。これらの事業を通じて、単なる販売だけでなくアフターサービスまで含めた総合的な価値提供を行うことで優位性を確保しています。
バリュエーション
最新の市場データにおいて、同社の株価は358円となっており、時価総額は約35.3億円です。PERは6.44倍と算出されており、PBRは0.34倍となっています。
配当利回りは4.90%と高く、安定した還元姿勢が示されています。これらの数値は2026年6月23日時点の市場データに基づいた評価となります。