事業モデル

同社は中古車輸出、レンタカー、海外自動車ディーラーの3つの柱で構成される事業体です。中古車輸出では主にアフリカやオセアニア等の個人向け販売を行い、国内では広域なネットワークを持つレンタカーサービスを提供しています。

さらに南アフリカ共和国において新車・中古車の販売および修理を行うディーラー事業を展開しています。これら3つの事業を組み合わせることで、安定的な収益力の高い事業体としての構築を目指す構造となっています。

KPI

当連結会計年度の売上高は50,264百万円となり、前年同期比で22.3%の増収を記録しました。営業利益は3,490百万円と、前年同期比で24.0%の増加を見せています。

セグメント別では、レンタカー事業が売上高25,379百万円(26.8%増)、海外自動車ディーラー事業が12,717百万円(28.8%増)と堅調に推移しました。中古車輸出事業は売上高12,369百万円(6.4%増)となり、全体の成長を支えています。

成長ドライバー

レンタカー事業では、直営・FCともに新規出店を行い、総店舗数139店、保有台数22,655台へと拡大しています。広告の拡充や高年式化による顧客満足度の向上、さらにはバイクやトラックなど多様なニーズへの対応が成長を牽引しています。

海外ディーラー事業では、南アフリカにおける新車・中古車の販売台数がともに増加傾向にあります。また、中古車輸出事業においても、特定の地域でのBtoB販売の伸長により、数量ベースで前年比22.5%増の6,085台を達成しています。

リスク

中古車輸出においては、競合他社の参入による競争激化や、仕入価格の高騰、船舶確保の困難さがリスクとして挙げられます。また、在庫管理において顧客ニーズに合致しない車両が滞留した場合、資金や整備コストの負担が増大する可能性があります。

共通のリスクとして、システム障害や個人情報の流出による信用低下、および小規模組織ゆえの内部管理体制の課題があります。さらに、地政学的リスクに伴う為替の乱高下や、海外におけるインフラ状況の変化が事業に影響を及ぼす可能性も認識されています。

競合

中古車輸出市場は参入障壁が比較的低く、同業他社との競争が激化する環境にあります。これに対し同社は、個人顧客を主体とした販売による差別化や、CSの強化を通じたロイヤルカスタマーの獲得で対抗しています。

レンタカー事業においては、円安背景のインバウンド需要拡大に伴い、競合他社との競争が非常に熾烈な状況にあります。同社は、好立地への出店や広告戦略の強化、さらには独自のサービス展開によって優位性を確保する方針です。

バリュエーション

最新の市場データに基づくと、当社の株価は340円、時価総額は215億円となっています。PERは16.8倍、PBRは1.7倍と算出されています。

配当利回りは約3.9%となっており、安定した事業基盤を背景とした評価が見られます。これらの数値は現在の市場環境における同社の位置付けを反映しています。