事業モデル
同社は仮設資材および物流機器の製造・販売と、それらに関連する仮設施工工事を展開する企業です。主力の仮設資材部門では、市場シェア第1位を獲得しているシステム足場を主軸に、レンタルサービスや施工までを一貫して提供しています。
物流機器部門では、自動車部品や流通など幅広い産業向けに、顧客の要望に応じたオーダーメイドのパレットやスチールラックを提供しています。両部門ともに、独自の技術力と提案型営業を組み合わせることで、多様なニーズへの対応を実現しています。
KPI
当連結会計年度における売上収益は17,503百万円となり、前年同期比で38.1%の増収を記録しました。このうち仮設資材部門は13,028百万円(45.1%増)、物流機器部門は4,474百万円(21.0%増)と、両部門ともに堅調な推移を見せています。
営業利益は1,622百万円と前年同期比で131.7%の大幅な増加を達成しました。また、当期における生産額は合計で7,461百万円に達しており、事業の活発な稼働が示されています。
成長ドライバー
2024年4月にヤグミグループを子会社化したことで、豊富な人材力を活用した仮設施工工事の収益貢献が見込まれています。この統合により、サービス範囲の拡大と取引チャネルの強化が進んでいます。
また、首都圏での需要に対応するための新拠点の開設や、レンタル事業への投資加速も成長を支える要因です。さらに、次世代足場「SPS」などの高付加価値製品によるシェア拡大や、物流・流通分野への提案型営業の展開も期待されます。
リスク
主要な原材料である鉄鋼製品の価格変動や為替の影響により、仕入コストが変動し業績に影響を及ぼす可能性があります。また、特定の外注先への依存があるため、供給体制の安定性が課題となります。
さらに、生産拠点が岐阜県に集中していることによる自然災害等のリスクも挙げられています。加えて、高い割合で計上されている「のれん」に関する減損リスクや、高度化する安全基準への対応コストも注視すべき事項です。
競合
同社はシステム足場において市場シェア第1位を獲得しており、強固な競争優位性を有しています。これは、独自の開発力と販売力を組み合わせた「三位一体」の戦略によるものです。
競合環境においては、建設現場の労働者不足やコスト上昇を背景に、施工効率を高める製品への需要が高まっています。同社は、安全性や利便性に優れた次世代足場などの高付加価値製品を展開することで、市場での優位性を維持しています。
バリュエーション
最新の市場データにおいて、株価は906円となっており、PERは7.28倍と評価されています。PBRは0.74倍であり、資産価値に対して割安な水準で推移しています。
配当利回りは3.92%と、投資家にとって魅力的な水準を維持しています。時価総額は約124.6億円であり、安定した事業基盤と成長への期待が反映された数値となっています。