事業モデル
同社は漁業用・陸上用の無結節網やロープ、漁具などの製造・販売を主軸としています。漁業関連事業では、子会社との連携による仕立てや加工、海外拠点への原材料供給を含む広範なネットワークを構築しています。
陸上関連事業では、獣害防止ネットや防風・防砂・飛散防止ネットなどを展開しています。また、漁具のほかに、機械部品の加工や販売といった多角的な製品ラインナップを有しており、幅広いニーズに対応する体制を整えています。
KPI
当連結会計年度の売上高は21,600百万円となり、前年比3.4%増を記録しました。営業利益は680百万円と、前年同期と比較して57.7%の大幅な増加を見せています。
漁業関連事業では、価格転嫁の推進や在庫管理の最適化により、セグメント利益が前年比16.5%増となりました。陸上関連事業においても、オリジナル製品の拡販効果により、セグメント利益が前年比187.2%増と極めて高い伸びを記録しています。
成長ドライバー
成長の源泉は、独自性の高い高付加価値製品の開発と販売にあります。産学官連携による商品開発を通じて他社との差別化を図り、将来的な収益力の高いビジネスモデルの構築を目指しています。
また、海外売上高の拡大も重要な戦略項目です。チリやタイの現地法人を活用し、中南米や東南アジアへの販路拡大を推進することで、グローバルな成長基盤の強化を図っています。
リスク
主要なリスクとして、漁業者の経営動向に左右される事業環境が挙げられます。異常気象や海洋環境の変化による漁獲量の減少、あるいは燃料高騰に伴うコスト増が、顧客の購買意欲や売上債権の回収に影響を及ぼす可能性があります。
原材料となる原糸は石油精製品に依存しているため、原油価格の高騰が調達コストを押し上げる要因となります。また、有利子負債の割合が高いため、市場金利の上昇による金融コストの増加や、為替変動による海外売上への影響も注視すべき事項です。
競合
同社は漁業関連事業において、独自の技術開発と仕立て部門の強化を通じて差別化を図っています。特に他社との差異を生むための製品改良や、新素材を用いた漁網の開発に積極的に取り組んでいます。
陸上関連事業においても、オリジナル製品の拡販により高い利益成長を実現しています。競合に対する優位性を保つため、研究開発活動を通じた機能性の向上や、多機能化による顧客ニーズへの機動的な対応を継続しています。
バリュエーション
2026-08-07時点の市場データにおいて、同社の株価は1,465円となっています。この時点での時価総額は約38.5億円と算出されています。
投資指標としては、PERが5.66倍、PBRが0.48倍となっており、割安な水準で評価されています。また、同日時点の配当利回りは3.37%を記録しています。
