事業モデル

同社は「楽しい」で世界をつなぐことを経営理念に掲げ、広告事業、トレカ事業、その他事業の3つのセグメントを展開しています。広告事業ではインターネット広告の企画・制作・運営に加え、システム受託開発や運用保守を提供しています。

トレカ事業では、店舗運営によるトレーディングカードの販売・買取と、ECオリパサービス「アイリストレカ」を通じたオンライン展開を両立させています。その他事業では、IoTヘルスケアソリューションの提供に加え、新たにビューティー&ウェルネス事業を開始し、アウターおよびインナーの両面からアプローチしています。

KPI

2025年9月期の連結業績において、売上高は973,566千円を記録しました。一方で営業損失は520,283千円、経常損失は672,303千円となっており、事業構造の転換期にあることが示されています。

各セグメントの売上高は、広告事業が637,000千円、トレカ事業が301,238千円、その他事業が35,326千円となっています。同社はこれらの事業を統合したマーケティング支援や、成長戦略に基づくシナジー創出による収益性の向上を目指しています。

成長ドライバー

成長戦略の柱として、拡大が見込まれるトレカ市場とヘルスケア分野への注力が掲げられています。特にトレカ事業では、購買力の高い「キダルト」層をターゲットとした店舗展開や、ECサイトの垂直立ち上げによる顧客接点の拡大を図っています。

また、ビューティー&ウェルネス事業においては、既存のヘルスケア基盤を活用しつつ、美容コスメや韓国発のトレンドサプリメントを取り扱うなど、多角的なアプローチを展開します。これらの成長戦略を推進するため、新株予約権の発行による資金確保や、暗号資産を活用した財務戦略の導入も進めています。

リスク

トレカ事業においては、市場の拡大スピードの鈍化や需要予測の乖離、店舗運営における賃料上昇などのリスクが存在します。また、コンテンツ提供における法的規制や基準の変更が、事業継続に影響を及ぼす可能性も考慮されています。

ヘルスケア関連では、提携先の経営状態の変化や、製品の品質問題による多額の費用負担といったリスクがあります。広告事業においては、競合他社との競争激化により、優位性を確保できなくなる可能性が挙げられています。

競合

同社が展開する広告事業は、多数の競合会社が存在し、新規参入も含めた競争の激化が予想される環境にあります。これに対し、同社は独自の強みを持つコンテンツや、他社との連携による差別化で対応を試みています。

トレカ事業においては、市場規模の拡大が見込まれる一方で、競合他社に対する優位性の確保が重要となります。同社は、オフラインとオンラインの両面での展開を通じて、独自の顧客接点を構築し、競争力の維持向上に努める方針です。

バリュエーション

最新の市場データに基づくと、同社の株価は60円となっており、時価総額は約13.4億円です。PBRは3.07倍と算出されています。

これらの数値は、現在の事業構造転換期における評価を反映しています。投資判断にあたっては、成長戦略の進捗や財務基盤の安定化に向けた新株予約権の活用状況などを考慮する必要があります。