事業モデル

同社は「SAVE the DIGITAL WORLD」をミッションに掲げ、ゲーム向けのデバッグや翻訳・LQAを含むDHグループ事業と、企業向けシステムテストやセキュリティテストを行うAGESTグループ事業を展開しています。

DHグループではコンソールやモバイルゲームの不具合検知に加え、グローバル展開に向けた多言語対応やマーケジュール支援を提供。AGESTグループでは、IT人材不足を背景としたアウトソーシング需要を取り込み、高度なQAソリューションを提供しています。

KPI

当連結会計年度において、売上高は39,748,901千円(前年比2.5%増)、営業利益は2,430,067千円(同19.1%増)と増収増益を達成しました。

セグメント別では、DHグループが売上高23,906,371千円、AGESTグループが売上高16,158,981千円を計上。特にAGESTグループの営業利益は前年比60.0%増と大幅な伸びを見せています。

成長ドライバー

DHグループでは、独自のゲーム特化型AI翻訳エンジン「ella」を活用したソリューションや、海外市場でのプレゼンス向上に向けた取り組みを加速させています。

AGESTグループでは、AI機能を搭載したテストツール「TFACT」の提供による従量課金モデルの確立や、開発上流工程から品質保証を行う「シフトレフト」への対応により、高付加価値なサービス提供と収益基盤の強化を目指しています。

リスク

QAソリューションのアウトソーシングが進展しない場合や、受託案件における仕様変更による不採算化のリスクが存在します。

また、深刻なエンジニア不足に伴う人材確保・育成の難しさや、生成AI等の技術革新への対応遅れによる競争力低下、特定のゲーム市場の動向に左右される収益構造などがリスク要因として挙げられています。

競合

ソフトウェアテストの高度化と多様化が進む中、同社は独自の品質メソッド「DHQ」や専門的なノウハウの蓄積により他社との差別化を図っています。

市場規模の拡大に伴い新規参入企業が増加する可能性がある一方で、AI技術の活用や特定領域への特化した知見を強みとして、競争優位性の確保に努める方針です。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、株価は691円、時価総額は約154.8億円となっています。

投資指標としては、PERが13.09倍、PBRが1.61倍となっており、配当利回りは3.60%を記録しています。