事業モデル
モバイルサービス事業では、日本最大級のポイントサイト「モッピー」を中心に、自社アフィリエイトプログラム「AD.TRACK」を統合した運営体制を構築しています。広告主と直接取引を行うことで競争力を高めるとともに、独自のノウハウに基づいたメディア運営で収益性を確保する構造です。
フィナンシャルサービス事業では、ブロックチェーン関連の暗号資産交換やオンラインファクタリングなど、高度な金融技術を活用したサービスを展開しています。D2C事業においては、広告運用ノウハウを活かした化粧品や健康食品の企画・製造・販売を行い、多角的な収益基盤を構築しています。
KPI
モッピーのアクティブ会員数は2025年12月末時点で648万人に達し、前年同期比で13.4%の増加を記録しています。また、同期間におけるアプリの累計ダウンロード数も679万件に達しており、前年同期比で20.9%の伸長を見せています。
さらに、経営指標として重視しているEBITDAは5,392百万円となり、前年同期比で71.4%の大幅な増加を達成しています。これらの数値は、ポイントサイトの会員基盤拡大と運営効率の向上が寄与しているものと考えられます。
成長ドライバー
中期経営計画において、ポイント経済圏とブロックチェーンを融合させた「トークンエコノミー」の構築を中長期的な成長戦略として掲げています。モッピーのメディア力を活用したD2Cへの送客や、アフィリエイトプログラムとの連携強化により、垂直統合型モデルの価値最大化を目指しています。
また、ブロックチェーン領域では、暗号資産交換事業における「電子決済手段等取扱業者」の登録や、管理型信託業への参認など、より高度な金融サービスの展開を計画しています。新規事業やM&Aにも積極的に取り組むことで、非連続な成長を実現する方針です。
リスク
インターネット広告市場は変化が速く、景気動向や法規制の影響を受けやすいため、迅速な対応が求められる環境にあります。特にポイントサイト分野は参入障壁が低く競合が激しいため、独自の運営ノウハウの維持と優秀な人材の確保・育成が競争力の源泉となります。
また、フィナンシャルサービス事業においては、暗号資産の相場環境や経済状況によって業績が大きく変動するリスクを抱えています。さらに、D2C事業における製造や物流などの外部委託先への依存度についても、供給の安定性を確保するための管理体制が重要となります。
競合
ポイントサイト市場は参入障壁が低く競合が激しい状況にありますが、同社は「モッピー」や「Point Income」といった複数のメディアを保有し、強固な会員基盤を有しています。独自の運営ノウハウによる差別化を図ることで、競争環境下での優位性を確保する戦略をとっています。
また、フィナンシャルサービス事業においては、国内最大規模の暗号資産取引所を持つ関連会社との連携など、特定の領域で強固なポジションを確立することを目指しています。多角的な事業展開を通じて、単一の競合要因に左右されない強靭なビジネスモデルの構築を進めています。
バリュエーション
2026年8月7日時点の市場データにおいて、同社の株価は2,057円となっており、時価総額は約243.9億円です。この時点でのPERは9.76倍、PBRは1.85倍と算出されています。
また、同日のデータに基づく配当利回りは8.52%となっています。これらの指標は、同社が保有する強固な会員基盤や成長戦略を反映した評価の基礎となります。
