事業モデル

同社はコスメ事業、ビューティ&ウエルネス事業、再生医療関連事業、サスティナブル事業の4つの基幹事業を展開しています。特にコスメ事業では「EX:BEAUTE」ブランドを中心に展開し、ビューティ&ウエルネス事業では自社開発商品の比率を高めることで収益性の向上を図っています。

さらに、2024年11月以降に新設されたマーケット・エクスパンション事業やAI・テクノロジー事業など、多角的な事業ポートフォリオを構築しています。これらの事業は、ライブアドテックの活用や高度な製造装置の開発など、独自の技術力を背景とした展開を目指しています。

KPI

当連結会計年度において、コスメ事業では売上高が前年比で約4,100万円増加し、営業損失を大幅に縮小させることに成功しました。ビューティ&ウエルネス事業においても、自社商品の販売割合拡大により、売上総利益の改善が見られました。

一方で、グループ全体としては依然として営業損失を計上しており、収益構造の抜本的な改革が課題となっています。研究開発活動については、コスメやサスティナブル、再生医療といった各事業領域において合計1,721万6千円を投じています。

成長ドライバー

成長戦略の柱として、再生医療関連事業における細胞培養加工事業への注力や、サスティナブル事業での微細藻類由来の希少原料開発が挙げられます。これらの分野では、技術的な優位性を確保することで将来的な先行者利益の獲得を目指しています。

また、AI・テクノロジー事業やマーケット・エクスパンション事業といった新規領域への投資も成長を牽引する要素です。2030年に向けた目標として、売上高20億円以上の達成や、高度な技術力を活用した新ビジネスモデルの構築を推進しています。

リスク

主要なリスクとして、コスメやビューティ分野におけるIT進歩に伴う価格競争の激化が挙げられています。また、比較的小規模な事業者が多い外注先や仕入先の確保において、供給網の不安定化による影響への懸念が存在します。

さらに、人材の確保や情報セキュリティ、知的財産権に関する訴訟リスクも特定されています。特に継続企業の前提に関する重要事象として、過去および当期の営業損失やキャッシュ・フローの状況から、事業ポートフォリオの再編と低収益構造の改革が急務とされています。

競合

コスメ事業やビューティ&ウエルネス事業においては、競合他社の存在により厳しい競争環境に置かれています。これに対し同社は、独自のマーケティングによる差別化や、自社開発商品の比率を高める戦略で対抗しています。

再生医療関連事業やサスティナブル事業といった先端技術分野においても、競合との差別化が重要となります。これらの領域では、特有の技術力を武器に、他社に対する優位性を確立することで競争優位性を確保する方針です。

バリュエーション

2026年8月7日時点の市場データにおいて、同社の株価は56円となっています。この時点での時価総額は約47.1億円と算出されています。

また、同日のデータに基づくPBRは2.47倍となっており、市場における評価を反映しています。投資判断にあたっては、これらの指標に加え、新中期経営計画に基づく事業構造の変革の進捗が重要な要素となります。