事業モデル

インターネット通信サービス事業では、モバイルWiFiやMVNE、プリペイドSIMなどを提供し、契約の積み上げによる安定的なストック型収益モデルを構築しています。販売パートナー網を活用した多様なチャネルでの顧客獲得が強みです。

ロボット事業およびウォーターサーバー事業においても、端末販売によるフロー収入と、通信料や消耗品等の継続的な利用料から成るストック収益を組み合わせたモデルを採用しています。リユース事業では、店舗網の拡大とフランチャイズ展開により、加盟金やロイヤリティといった安定的な収益基盤の構築を目指しています。

KPI

当連結会計年度において、インターネット通信サービスおよびロボット事業の総契約回線数は326,700回線に達し、前年同期比で15.5%の伸長を記録しました。特にインターネット通信サービスにおける契約回線数は293,200回線と過去最高を更新しています。

ロボット事業の販売台数は前年同期比110%となり、成長が顕著です。ウォーターサーバー事業においても、当連結会計年度の売上高は前年同期比896.1%増と急成長を遂げており、各事業における契約・販売数の積み上げが着実に進展しています。

成長ドライバー

同社は「LTV(顧客生涯価値)経営」を推進し、通信を起点とした生活インフラの提供による多角的な成長を目指しています。特にロボット事業ではAI技術の進化や市場活性化を追い風に、シニア層向けの提案拡大とコミュニティ戦略による関係強化を図っています。

ウォーターサーバー事業は、浄水型への需要シフトを捉えた「STILIS」シリーズの展開により急速な成長を見せています。リユース事業においても、M&A後の出店加速や既存チャネルを活用した集客施策、さらにはロボット事業とのシナジー創出による顧客接点の拡大が重要な成長エンジンとなります。

リスク

通信事業者からの回線調達や、WiFiルーター・コミュニケーションロボット等の機器調達において、供給停止やコスト増が発生するリスクを抱えています。また、新規顧客獲得の多くを販売パートナーに依存しているため、提携関係の維持が重要となります。

その他、事業規模拡大に伴う「のれん」の減損リスクや、個人情報の漏洩による社会的信用の失墜、システム障害によるサービス停止のリスクが存在します。また、電気通信事業法や古物営業法など、多岐にわたる法的規制への遵守が継続的に求められる環境にあります。

競合

同社は、強固な販売パートナー網を武器に、競合の多い通信・家電市場において独自のポジションを築いています。特にロボット事業では、単なる機器販売ではなくコミュニティ戦略やアンバサダー制度を導入することで、顧客との深い関係性を構築しています。

ウォーターサーバー事業においては、浄水型へのシフトという市場動向を捉え、長年培った催事販売のノウハウを武器に展開を加速させています。リユース事業においても、既存の販路を活用した効率的な集客やフランチャイズ展開により、競合環境下での安定的な収益基盤の構築を図っています。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、同社の株価は1,970円となっており、時価総額は約131.0億円です。PERは13.18倍、PBRは1.49倍と算出されています。

配当利回りは4.28%となっており、安定した収益基盤の構築に向けた投資と成長性のバランスが評価される水準にあります。