事業モデル

同社はソフトウェア開発、コンサルティング、ソリューションの3つの主要事業を展開しています。ソフトウェア開発では金融や通信業界向けにSI受託やアウトソーシングを行い、子会社を通じて特定の専門領域をカバーする体制を構築しています。

コンサルティング事業ではIT戦略立案やプロジェクトマネジメントを提供し、ソリューション事業では教育用パッケージやクラウドサービスを展開しています。特に航空・宇宙・防衛分野や自動車教習所向けなど、特定市場に特化した強みを持っています。

KPI

当連結会計年度の売上高は前年度比8.2%増の17,359百万円を記録しました。各セグメントにおいて、ソフトウェア開発、コンサルティング、ソリューションのいずれも前年を上回る成長を見せています。

収益面では、売上総利益が前年度比15.1%増の4,268百万円となり、営業利益は同51.7%増の1,397百万円に達しました。この好調な推移は、子会社の事業貢献やクラウドサービスの収益性改善、M&Aによるシナジー効果が寄与した結果と分析されます。

成長ドライバー

成長戦略として、航空・宇宙・防衛領域における技術力の強化を推進しており、関連分野での受注獲得に成功しています。また、生成AIを活用した要件定義支援などの高度なソリューション提供にも注力しています。

さらに、M&Aや業務提携を通じた事業基盤の拡大を積極的に進めています。特に2024年7月に子会社化した企業が、同社の強みである市場系システムの開発において良好な貢献を見せており、今後の成長に向けた布石となっています。

リスク

システム受託開発における工数増加や検収遅れによるコスト増、および特定顧客への高い売上依存度がリスク要因として挙げられています。これに対し、社内での事前審査体制の構築や、特定の業種に偏らない事業展開によるリスク分散を推進しています。

また、深刻なIT人材不足に対する対応として、給与水準の見直しや教育・研修制度の充実といった人的投資を強化しています。さらに、情報漏洩への対策としてISMS認証の取得や保険への加入を行い、セキュリティ体制の整備にも取り組んでいます。

競合

同社は金融、製造、医療など多岐にわたる業界に対し、高度な専門性を有する子会社群を配置することで差別化を図っています。特に航空・宇宙・防衛分野や自動車教習所向けといったニッチかつ重要度の高い領域での強みを有しています。

競合環境においては、IT人材の獲得競争が激化しており、優秀なエンジニアの確保とリソースの安定確保が重要な課題となります。これに対し、社内教育の充実やビジネスパートナーとの連携強化を通じて、開発体制の維持・向上を図る戦略をとっています。

バリュエーション

2026年8月7日時点の株価は428円となっており、同日の時価総額は約85.8億円です。この時点でのPERは11.34倍、PBRは1.32倍と算出されています。

また、同日時点の配当利回りは3.27%となっています。これらの指標は、同社が持つ技術力や成長戦略に対する市場の評価を反映するものです。