事業モデル

同社はスマートフォンアプリの開発・運営を行う企業であり、ゲームおよびその他サービスを展開しています。主な提供価値は、独自の世界観を持つRPG「メメントモリ」や、マッチングサービスである「恋庭」の運営にあります。

これらのサービスは、基本無料で提供しつつ、アイテム等の有料販売を通じて収益を上げています。特に自社IP(知的財産)を活用した開発を重視しており、他社への著作物利用許諾によるロイヤリティ収入も計上する構造となっています。

KPI

2025年9月期における売上高は12,366百万円となり、前年同期比で9.2%の減収となりました。一方で営業利益は2,154百万円と、前年同期比で62.0%の大幅な増益を達成しています。

この利益拡大の要因として、主力タイトル「メメントモリ」の貢献に加え、広告出稿における費用対効果を見極めた戦略的なコストコントロールが挙げられます。研究開発費についても1,244百万円を投じ、次なる成長に向けた技術・市場調査に注力しています。

成長ドライバー

中長期的な成長に向けて、同社は自社IPの創出と強化を最重要課題の一つとして掲げています。既存タイトルの知見を活かしつつ、他社IPの制約を受けない独自のコンテンツ開発により収益の多角化を図る方針です。

また、海外市場への展開も重要な成長戦略に含まれています。現在開発中の自社IP新作ゲームアプリは、世界同時配信および自社配信を前提としており、国内に留まらないグローバルな規模拡大を目指しています。

リスク

事業構造上、売上の大部分(2025年9月期で94.5%)を「メメントモリ」一強に依存している点が大きなリスク要因となります。特定タイトルへの過度な依存は、将来的な収益の不安定化を招く可能性があります。

また、プラットフォーム運営者であるAppleやGoogleに対する高い収益依存や、ユーザーの嗜好の変化による訴求力の低下も懸念されます。さらに、オンラインゲーム特有の不適切な利用やシステム障害、開発・運営コストの高騰といったリスクにも対応が必要です。

競合

スマートフォンゲーム市場は1兆円規模を推移する一方で、海外メーカーの参入により競争が激化しており、企業間の格差が広がる環境にあります。同社は独自の2Dグラフィック制作技術による差別化で優位性を保つ方針です。

特にマッチングサービス分野では、法的規制や社会的な認知が進む中で安定した成長が見込まれる一方、競合他社との激しい競争が存在します。これに対し、同社は高品質なコンテンツと独自の運営ノウハウによるPDCAサイクルで対抗しています。

バリュエーション

2026年8月7日時点の株価は5,040円となっており、この時点での時価総額は約200.3億円です。同社の株価に対するPERは11.76倍と算出されています。

また、PBRは13.88倍となっており、市場における評価を反映しています。これらの数値は、提供された最新の市場データに基づいたものです。