事業モデル
同社は、自動車やロボット、デジタル機器などの組込みソフトウェアの品質改善に特化したコンサルティングを提供しています。単なる提案にとどまらず、自ら実践して課題解決まで手掛けるワンストップ型のスタイルが特徴です。
モデリング技術を中心とした高度な専門性を武器に、特に自動車分野においてモデルベース開発や機能安全への対応を支援しています。また、生成AIを活用した要件定義支援サービス「CoBrain」や、学習プラットフォーム「Eureka Box」などの提供も行っています。
KPI
当連結会計年度の売上高は1,386,816千円となり、前年同期比で7.9%の増加を記録しました。営業利益は189,955千円(同22.1%増)、経常利益は194,194千円(同23.0%増)と、いずれも過去最高を更新しています。
当期純利益は127,466千円となり、前年同期比で28.5%の成長を見せました。これらの業績推移は、コンサルティング事業における強固な技術基盤と、新規サービスの順調な立ち上がりを反映しています。
成長ドライバー
生成AIを活用した「高品質+高生産性」ニーズへの対応が重要な成長エンジンとなっています。特に2024年11月に提供を開始した「CoBrain」は受注が好調であり、今後の機能追加によりさらなる拡大が見込まれています。
また、人材育成の需要を背景とした「Eureka Box」も順調に推送しています。自動車分野以外の医療機器や産業機器といった新規領域への展開、およびコンサルタントの制約を受けないストック型ビジネスの拡販にも注力しています。
リスク
売上高の約73%が自動車業界に依存しており、当該分野の技術開発動向や需要の変化が業績に直結する構造です。また、上位2社への売上集中(55%)も解消すべき課題として認識されています。
高度なスキルを持つ人材の確保は困難な状況にあり、優秀なコンサルタントの確保と定着が事業継続の鍵となります。さらに、機密性の高い顧客情報を扱うため、情報漏洩に対する厳格な管理体制の維持も不可欠な要素です。
競合
同社は、高度なソフトウェアエンジニアリング技術を基盤としたコンサルティングを提供しており、競合他社と比較して独自の強みを有しています。特に自動車分野における豊富な実績と、上流工程からの支援能力が優位性となっています。
SDx時代や生成AIの普及により、より高度な品質確保の需要が高まる中、同社の技術力は差別化要因となります。一方で、競合他社との人材獲得競争の激化は、サービス提供体制を維持する上での重要な課題です。
バリュエーション
2026年8月7日時点の株価は541円であり、時価総額は約32.7億円となっています。同日の市場データに基づくPERは22.93倍、PBRは1.96倍と算出されています。
また、同日時点での配当利回りは3.70%を記録しています。これらの指標は、成長期待と安定した収益基盤のバランスを反映する数値となっています。
