事業モデル
同社は「ケミカル事業」と「ヘルスケア事業」の2つの主要な事業セグメントを展開しています。ケミカル事業では、業務用洗剤や洗浄剤、除菌剤、固形燃料などの製造・販売を行い、特に国内フードビジネス業界向けに高いシェアを有しています。
ヘルスケア事業においては、乳酸菌発酵食品「OM-X」を中心とした健康食品の提供を行っています。また、ケミカル事業では製品販売のみならず、食器洗浄機のメンテナンスや衛生サービスといった付加価値の高いサービスも提供しており、多角的なアプローチを展開しています。
KPI
当連結会計年度における売上高は237億1千4百万円となり、前年同期比で4.3%の増加を記録しました。このうちケミカル事業が222億2千8百万円(同4.4%増)、ヘルスケア事業が14億8千6百万円(同2.3%増)を占めています。
利益面では、営業利益が19億2千5百万円(同30.4%増)、経常利益が19億5千3百万円(同30.2%増)と大幅な伸長を見せました。当期純利益は18億5百万円となり、前年同期比で155.8%の増加を達成しています。
成長ドライバー
成長の源泉として、ケミカル事業における人手不足問題に対応した洗浄剤や、新領域である農業・歯科向け製品の展開が挙げられます。特に「MedShine」シリーズなどの新製品は、新たな市場開拓に向けた重要な役割を担っています。
ヘルスケア事業では、主力製品の海外展開に注力しており、欧米を中心とした販路拡大が進んでいます。また、中期経営計画「NX2028」において、将来的な売上高目標やROEの向上を目指すなど、強固な成長基盤の構築に向けた投資を継続しています。
リスク
事業構造として国内フードビジネス業界への依存度が高く、同業界における需要動向や競合状況が業績に直接影響するリスクがあります。これに対し、新領域への展開やヘルスケア事業の拡大を通じてリスク分散を図る方針です。
raw材料価格の高騰については、石油等の資源価格や為替変動の影響を受けやすい構造ですが、付加価値の高い製品開発や生産性の向上により耐性を高めています。また、地震などの自然災害に対する拠点分散による強靭化や、情報セキュリティへの対策も講じられています。
競合
同社は業務用洗練剤の分野において、特定のニッチなニーズに応える製品群を保有しており、独自の技術力を背景に競争優位性を構築しています。特に人手不足に対応した洗浄剤などの提案により、顧客との関係性を深めています。
競合他社との差別化要因として、単なる製品販売にとどまらないメンテナンスや衛生講習といった付加価値サービスの提供が挙げられます。また、ヘルスケア分野においても独自の研究開発を通じた機能性の追求により、独自性を確保する戦略をとっています。
バリュエーション
2026年8月7日時点の市場データにおいて、同社の株価は2,350円となっています。この時の時価総額は約139.3億円と算出されています。
投資指標としては、PERが7.32倍、PBRが0.86倍となっており、割安な水準で評価されています。また、同日時点の配当利回りは3.57%を記録しており、安定した還元姿勢が見て取れます。
