事業モデル
同社はウェルネス事業をコア事業と位置づけ、フィットネス、認可・企業主導型保育、介護施設などの運営を展開しています。これに加え、オンラインクレーンゲームを提供するクリエーション事業や、不動産賃貸事業、コールセンター等のその他事業など多角的な展開を行っています。
各事業は「ココロとカラダのサポート」を共通の理念とし、幅広い年齢層に向けた高品質なソリューションを提供することを目指しています。特にウェルネス事業においては、特定のブランドや拠点の拡大を通じて、社会課題への貢献と顧客満足度の向上を図る体制を構築しています。
KPI
同社は経営指標として、収益力を示す売上高営業利益率、経営の安全性を測る自己資本比率、および経営の効率性を示す自己資本当期純利益率を重視しています。
2025年3月期の連結実績では、売上高が42億1百万円(前年比12.5%増)となり、ウェルネス事業がその大部分を占めています。一方で、営業利益は98百万円(前年比20.2%減)、経常利益は60百万円(前年比26.6%減)となっており、収益性の改善が課題となっています。
成長ドライバー
成長戦略の柱として、フィットネス分野では「スターピラティス」の展開を積極的に推進し、複数の地域で新規出店や既存店の改装を実施しています。介護分野においても、就労支援B型事業所「リバイブ」の拠点を拡大することで、事業規模の拡充を図っています。
保育事業においては、グループに加わった認可保育所の運営を通じて安定したサービス提供を継続し、高い園児充足率を維持しています。今後はコスト削減を意識しながら、主力であるウェルネス事業の成長戦略を加速させるとともに、人材育成を通じたサービスの高度化を目指します。
リスク
事業構造上、専門的な知識や資格を持つ人材の確保が課題となっており、施設数の増加に対して人員確保が追いつかない場合は業績に影響を及ぼす可能性があります。また、個人情報の管理体制やコンプライアンスの徹底など、運営基盤に関わるリスクへの対応も重要視されています。
外部環境としては、経済状況による個人消費の低迷や、感染症の流行に伴う営業制限が業績に影響を与える要因となります。さらに、不動産賃貸における物件の継続使用困難や、地震等の自然災害による施設の毀損、財務制限条項による資金調達への制約などもリスクとして認識されています。
競合
同社はウェルネス事業において、フィットネス、保育、介護という複数の領域で独自の立ち位置を築いています。特にフィットネスでは特定のブランド展開により差別化を図り、保育や介護では地域課題の解決に寄与するサービスを提供しています。
競合環境においては、各分野における専門性の高さと、質の高いサービスの継続的な提供が重要となります。多角的な事業展開を行うことで、単一の領域に依存しない経営基盤を構築し、多様な顧客ニーズへの対応力を高める戦略をとっています。
バリュエーション
2026年8月7日時点の市場データにおいて、同社の株価は273円となっており、時価総額は約24.4億円です。この時点でのPERは11.32倍、PBRは1.36倍と算出されています。
これらの指標は、同社が展開するウェルネス事業を中心とした事業構造を反映した数値となっています。投資判断にあたっては、これら市場データに基づいた評価と、今後の成長戦略の進捗を注視する必要があります。
