事業モデル
同社は「フィットネスで社会を明るくする」という理念のもと、パーソナルトレーニングジムおよびトレーナー養成スクールの運営を行っています。提供するサービスは、女性特有の悩みに寄り添う「UNDEUX SUPERBODY」シリーズや、健康寿命の延伸を目指す「Dr.plus Fit」、そして専門的な技術を教える「プロジム」と多岐にわたります。
各店舗では、単なる運動指導にとどまらず、管理栄養士による食事指導や物販を含む付加価値の高いサービスを提供しています。また、トレーナーの多くを正社員として雇用し、理念やミッションの教育を徹底することで、全店舗で質の高いサービスを維持する体制を構築しています。
KPI
同社は企業価値向上のための重要な経営指標として、売上高、営業利益率、および店舗数を重視しています。当事業年度において、総店舗数は53店舗に達しており、継続的な新規出店による規模の拡大と収益性の向上を目指しています。
また、既存顧客との信頼関係をベースとしたリカーリング収益を重要な基盤と捉えています。質の高いトレーニングを通じて顧客エンゲージメントを高め、オリジナルプロテイン等の物販ラインナップ拡充を含むLTV(顧客生涯価値)の最大化を図る方針です。
成長ドライバー
成長戦略の柱は、ターゲット層に応じた複数のブランド展開と、それらを支える強固な人材育成体制にあります。特に「UNDEUX SUPERBODY LIFE」や「Dr.plus Fit」を郊外へ展開することで、若年層からミドルシニアまで幅広い層の獲得を目指しています。
また、スクール事業「プロジム」との連携により、トレーナーへの定期的な研修や資格取得のサポートを行う体制を整えています。この教育基盤が質の高いサービス提供を支え、顧客満足度の向上とリピート率の向上に寄与する構造となっています。
リスク
フィットネス市場は拡大が見込まれる一方で、参入障壁が低く競合が増加しているため、差別化による優位性の維持が課題となります。また、事業拡大には人材の確保と育成が不可欠であり、採用競争の激化や教育不足が経営に影響を及ぼす可能性があります。
さらに、新規出店における集客計画の未達や、広告宣伝効果の低下もリスク要因として挙げられています。その他にも、店舗内での事故による信用毀損や、ハラスメントの発生、個人情報の取り扱いに関する法的規制への対応など、多角的なリスク管理体制の構築が求められています。
競合
フィットネス業界は、コロナ禍を経て健康志向の高まりから市場拡大が見込まれる一方で、低価格帯ジムの急増や競合の増加といった厳しい競争環境にあります。同社は、単なる運動の場ではなく「なりたい自分に近づく場所」としての空間作りや、専門的な栄養指導を組み合わせることで差別化を図っています。
特に女性向けブランドでは、ライフステージに合わせた体質改善サポートを提供し、独自の強みを持たせています。また、スクール事業との連携によるトレーナーの質の担保が、競合他社と比較した際のサービス品質の優位性を支える要因となっています。
バリュエーション
当事業年度の売上高は2,920,951千円(前年比19.0%増)となり、営業利益は274,652千円(同143.2%増)、当期純利益は249,219千円(同462.7%増)と大幅な増益を達成しています。
売上構成の内訳としては、パーソナルトレーニング収入が2,624,389千円と大部分を占めています。また、物販収入も180,867千円(前年比27.3%増)となっており、サービス提供と物販の組み合わせによる収益構造が構築されています。
