事業モデル

教育事業を中核とし、学習塾運営に加え、スポーツ事業(サッカー教室)、飲食事業(弁当宅配)、生涯教育事業など多角的な展開を行っています。各事業は独自の強みを持っており、特に教育事業では「知識・体験・知恵」の循環を目指すための農業体験などの拡充を進めています。

一方で、不採算な飲食事業については今後のあり方を検討する方針であり、経営資源を効率的に配分する姿勢が見られます。また、他社への委託による教室運営も行い、人件費や経費の管理体制を構築しています。

KPI

教育事業における期中平均生徒数は5,706名となり、前年度の6,011名から減少傾向にあります。スポーツ事業の生徒数も3,190名と、前年度の3,851名から減少しており、主要な顧客基盤の維持が課題となっています。

財務面では、売上高は28億80百万円を記録しましたが、営業損失や当期純損失が発生しています。経営目標として、自己資本利益率10%以上の達成を目指し、収支第一主義に基づいた生産性の向上に注力する方針です。

成長ドライバー

成長戦略の柱として、新市場の開拓に向けた新規拠点の開設やM&Aの検討を積極的に進めています。特に教育事業においては、他塾との差別化を図るための個別訪問による提案強化と、体験型コンテンツの拡充が成長の鍵となります。

また、生涯教育事業における営業力とサービス力の強化により、規模拡大と利益確保を目指しています。その他事業についても、リピーターを重視する会員ビジネスや、設備投資を抑えたモデルへの移行を通じてグループ全体の活性化を図る方針です。

リスク

主要な事業である教育およびスポーツは子供を対象としているため、長期的には少子化の影響を受けるリスクがあります。また、近隣住民とのトラブルによる公園利用の制限など、屋外施設を利用するスポーツ事業特有の運営上の制約も存在します。

さらに、競合他社の進出や雇用状況の変化に伴う生徒数の減少、学習指導要領の変更に伴う教材改訂コストの発生が利益を圧迫する可能性があります。また、賃貸物件の契約更新や退去に関するリスクなど、拠点確保に関する不確実性も経営上の留意点として挙げられています。

競合

教育事業においては、少子化による市場の停滞が進む中で、他塾との差別化が重要な戦略課題となっています。同社は「体験と学習」を軸とした独自の付加価値を提供することで、競合に対する優位性の確保を図っています。

スポーツ事業においても、地域における拠点の確保や運営上のトラブル回避など、安定的な提供体制の構築が重要となります。これらの事業において、他社の動向や地域の雇用状況の変化が、生徒数の推移に影響を与える要因として認識されています。

バリュエーション

2026年8月7日時点の株価は778円となっており、同日の市場データに基づく時価総額は約28.0億円です。この価格水準におけるPBRは0.59倍と算出されています。

また、同日のデータに基づくと配当利回りは5.14%を記録しています。投資家に対しては、将来の設備投資に向けた内部留保の確保と、安定的な配当による利益還元の両立を目指す姿勢が示されています。