事業モデル
同社はベンチャーから大企業まで幅広い顧客層に対し、経営戦略の立案から現場での実行までを一貫してサポートするコンサルティング事業を展開しています。単なる提言に留まらず、現場に入り込んで成果を追求する「ハンズオン支援」を強みとしています。
グループ内に営業代行やDX実装の機能を備えた子会社を保有しており、戦略立案から実行までを一気通貫で提供できる体制を構築しています。また、生成AIを活用したナレッジのデータベース化により、コンサルタントの業務生産性を向上させる取り組みも推進しています。
KPI
同社は売上高の継続的な増加と、より効率的な運営による利益水準の向上を重要な経営管理指標(KGI)として掲げています。具体的には、売上高成長率と営業利益率を重視し、高い成長率を維持することを目指しています。
先行する重要業績評価指標(KPI)としては、期末時点のコンサルタント数や、生産性の指標となる「コンサルタント一人当たり売上高」をバリュードライバーとして認識しています。2021年度から2025年度までの期間において、売上高で23%、営業利益で27%という高い年平均成長率(CAGR)を達成しています。
成長ドライバー
今後の成長戦略として「マーケティング・セールス強化」「IT/DX強化」「M&A/外部連携」の3軸を掲げています。特に、生成AIを活用したコンサルティング需要の取り込みや、高度な技術を用いたソリューション提供が新たな機会となっています。
また、2024年および2025年に実施した子会社の買収を通じ、専門性の高い支援体制とリソースの拡充を図っています。これらの施策により、規模の拡大に伴う固定費の効率化や、より高い利益率での成長を見込んでいます。
リスク
コンサルティング事業の特性上、優秀なコンサルタントの確保および育成が事業拡大における重要な課題となります。人材への依存度が高いため、採用や社内教育プログラムの充実による人材確保の遅れは業績に影響を及む可能性があります。
外部環境としては、生成AI等の技術進化による既存サービスの代替可能性や、景気動向・為替変動による企業の投資意欲の変化が挙げられます。また、競合他社との差別化に向けたノウハウの蓄積と、独自のメソッド構築による優位性の確保が重要となります。
競合
コンサルティング業界は参入障壁が必ずしも高くなく、DXや生成AIへの対応力によって企業間の二極分化が進む傾向にあります。同社は、単なる戦略立案にとどまらない「実行へのこだわり」を追求することで競合優位性を構築しています。
また、ベンチャーから大企業まで幅広い層を支援する体制により、異なる規模の企業で得た知見を相互に循環させる「三位一体の支援体制」を構築しています。この独自の立ち位置により、特定の顧客層に特化する他社との差別化を図っています。
バリュエーション
2025年12月25日に東京証券取引所グロース市場への新規上場を果たし、財務基盤および信用力の強化を図りました。同社はコンサルティング事業の単一セグメントであり、売上高は前年比22.8%増の6,109百万円を計上しています。
営業利益は前年同期比で105.5%増の839百万円となり、高い成長性を示しています。また、EBITDAについても前年比75.4%増の944百万円と、事業の拡大に伴う収益性の向上が確認されます。
