事業モデル

同社は不動産投資事業、建設コンサルタント事業、ファッションブランド事業の3つの柱で構成される多角的な事業展開を行っています。不動産分野では国内の買取再販や沖縄での開発事業を展開し、建設コンサルタントではダムや河川等の公共事業を支援しています。

ファッションブランド事業においては、ライセンスビジネスを通じた価値提供を行っています。近年は海外投資のリスクを考慮し、経営資源を国内不動産に振り向けるなど、より確実性の高い収益基盤の構築に向けた体制整備を進めています。

KPI

当連結会計年度の売上高は1,424百万円となり、前年同期比で48.1%の増加を記録しました。一方で、不動産事業における棚卸資産評価損や建設コンサルタント事業の原価率の影響により、営業損失が204百万円に計上されています。

しかし、為替差益の計上などにより経常利益は231百万円を確保しています。今後は不動産投資におけるバリューアップサイクルの確立と、建設コンサルタント事業での生産性向上による営業利益の恒常的な黒字化を重要な指標として掲げています。

成長ドライバー

成長の柱として、国内不動産市場の動向を捉えた買取・再販事業の拡充を最優先事項に位置づけています。具体的には、厳選した物件を取得し、短期間で付加価値を高めて売却するサイクルを回すことで、営業利益とROEの向上を目指します。

また、2025年度後半からはM&Aや資本業務提携を重要な戦略として位置づけており、積極的な事業獲得によるポートフォリオの最適化を図ります。さらに、人材の確保と育成を通じた人的資本の充実により、持続的な成長基盤の構築を目指しています。

リスク

建設コンサルタント事業においては、政府や自治体による公共事業の予算削減や停止が業績に直接影響を及ぼすリスクがあります。また、ファッションブランド事業では原材料や為替、物流などの外部要因に加え、ブランド価値の低下が懸念される要因となります。

不動産投資事業については、国内における天候不良による工期遅延や行政規制の変更、海外案件における為替動向等の不確実性が存在します。さらに、M&Aを通じた事業拡大においては、市場環境や風評リスクにより計画通りに進まない可能性も含まれています。

競合

建設コンサルタント事業においては、ダムや河川などの公共インフラを対象とした高度な技術力が求められる分野で展開しています。同社はこれまでの実績と専門技術者の経験を活かし、パートナーシップの強化を通じて受注シェアの拡大を図っています。

不動産投資事業では、沖縄など特定の地域における開発や、国内での買取再販を通じた付加価値向上による差別化を追求しています。ファッションブランド事業においても、ライセンスビジネスの展開とSNS活用などの支援を通じ、競合環境下での存在感維持に努めています。

バリュエーション

2026年8月7日時点の株価は532円となっており、同日の市場データに基づく時価総額は約46.0億円です。この時点におけるPBRは0.91倍と算出されています。

また、同日の市場データに基づくと配当利回りは0.19%となっています。投資判断にあたっては、これらの数値に加え、事業構造の転換による収益性の改善動向を注視する必要があります。