事業モデル

同社はアンチエイジング事業とリカバリー事業を展開しており、特に前者が売上の中心となっています。アンチエイジング事業では、スキンケアやヘアケアなどの製品を「デュオ」「カナデル」「クレイエンス」といった複数のブランドで展開しています。

販売チャネルは通信販売、卸売販売、その他の3つで構成されており、通信販売が58.8%の売上を占めています。特に通信販売における定期販売は、事務の効率化と安定した売上の確保を両立するストック型のビジネスモデルとして機能しています。

KPI

アンチエイジング事業において、主要な「デュオ」ブランドが約58%の売上構成比を占めています。通信販売における過去の購入実績がある顧客数は、2025年7月末時点で約390万件に達しています。

また、卸売販売チャネルにおいても展開を加速しており、2025年7月末時点で約18,000店舗への配荷を実現しています。これらの数値を基盤としつつ、広告効率の改善とCRM施策の強化を通じて顧客構造の深化を図っています。

成長ドライバー

成長の柱として、既存ブランドの製品リニューアルや新容量展開による価値向上に取り組んでいます。特に「デュオ」ブランドでは、2025年2月に15周年を機とした主要商品の刷新を行い、多角的なプロモーションを展開しています。

さらに、リカバリー事業とのシナジー創出や、中国を含む海外市場への展開も成長の鍵となります。中国市場では「デュオプレミア」として販売を開始しており、グローバルな販路拡大とブランドポートフォリオの分散を推進しています。

リスク

主要なリスクとして、売上高の大部分を占める「デュオ」ブランドへの高い依存度が挙げられます。競合他社の動向や消費者の嗜好変化により、主力製品の支持を失うことが経営に重大な影響を及ぼす可能性があります。

また、原材料調達におけるコスト高騰や、新製品開発が市場に受け入れられないリスクも存在します。さらに、海外展開の拡大に伴い、為替レートの変動が業績に与える影響についても注視すべき要素となっています。

競合

国内化粧品市場は緩やかな成長を続けており、同社が参入するクレンジング市場においても一定の成長が見込まれています。特に「ザ クレンジングバーム」は、クレンジングバームカテゴリーにおいて長年売上No.1を獲得する強固な地位を築いています。

競合との差別化に向け、独自の研究開発体制による「ハイブリッドコスメ」の開発を進めています。他ブランドの育成やリカバリー事業への参入を通じて、単一製品への依存を避け、アンチエイジングカンパニーとしての地位確立を目指しています。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、同社の株価は609円(2026-06-25時点)となっています。グロース市場に上場しており、独自のブランド価値とストック型モデルを背景とした評価を得ています。

投資判断にあたっては、アンチエイジング事業の売上回復に向けた施策や、海外展開による成長性の推移を注視する必要があります。