事業モデル

同社はデジタルマーケティングを活用したD2C事業と、再生医療領域における受託加工や原料販売を行うメディカルサポート事業の二軸を展開しています。

D2C事業では「HADA NATURE」などのブランドを展開し、定期購入モデルを採用することで安定的なキャッシュ・フローを目指すストック型ビジネスを構築しています。一方、メディカルサポート事業では子会社と連携した「製販一致」体制により、高度な技術力を背景とした原料販売や受託サービスを提供しています。

KPI

当連結会計年度の売上高は1,960,902千円となり、前年同期比で0.9%増と堅調に推移しました。このうちメディカルサポート事業の売上高は999,012千円(同59.3%増)と大幅な伸長を見せています。

利益面では、営業利益が150,940千円(前年同期比169.0%増)、経常利益が152,398千円(同165.9%増)となり、大幅な増益を達成しました。D2C事業では広告投資の抑制とCRM施策の強化により、ロイヤルカスタマーの維持と顧客単価の確保に成功しています。

成長ドライバー

成長の柱となるメディカルサポート事業では、人的投資による営業体制の強化や代理店の活用により、提携院の獲得と受注件数の伸長を実現しています。

また、子会社での研究開発活動も活発であり、細胞培養技術や新成分を用いた製剤技術などの特許取得・出願を進めています。これらの技術的裏付けを基盤とした原料販売の拡大や、将来的な医薬品取り扱いを見据えた新規事業の検討が成長を牽引する要因となります。

リスク

美容・化粧品業界における競争環境の激化は、グローバルな競合や他業界からの参入により深刻な影響を与える可能性があると認識されています。

また、D2C事業においては特定商品への依存度が高いことや、広告宣伝費の変動による収益への影響がリスクとして挙げられています。さらに、再生医療に関連する法規制の動向や、インターネット環境の変化、製品の品質管理に関する不確実性など、多角的な要因が経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

競合

同社は美容・化粧品市場において、独自のブランド構築とデジタルマーケティングによるD2Cモデルで差別化を図っています。

メディカルサポート事業においては、高度な製造技術とノウハウを持つ子会社との連携により、品質と信頼を武器に競合他社との差別化を図る体制を整えています。特に再生医療領域における「製販一致」の体制は、専門性の高い市場において独自の立ち位置を確立する要因となっています。

バリュエーション

最新の市場データに基づくと、同社の株価は1,500円、時価総額は約54.0億円となっています。

投資指標としては、PERが22.65倍、PBRが2.39倍と算出されています。これらの数値は、D2C事業のストック型モデルと成長性の高いメディカルサポート事業の両輪による成長期待を反映しているものとみられます。