事業モデル

同社グループは、シリコーンラバーを主な原材料としたディスポーザブルカテーテル、チューブ、および医療機器の製造・販売を主軸としています。国内のみならず中国やベトナムにも生産拠点を構え、グローバルな供給体制を構築しています。

製品展開は自社ブランド品に加え、特定顧客からの受託生産(OEM)も手掛けており、多角的な販路を展開しています。特に泌尿器系、消化器系、血管系など、高度な技術を要する医療機器の提供を通じて医療現場に貢献しています。

KPI

中期経営計画において、売上高および営業利益を重要な経営管理指標として掲げています。具体的には、当面の目標として営業利益率8%を目指しており、2034年にはさらに高い営業利益率15%を目指す方針です。

また、財務指標としては株主資本利益率(ROE)を重要視しており、現在は7%を目標としています。将来構想では、2034年までにROE 8%の達成を見据え、持続的な企業価値の向上に向けた経営体制の構築を進めています。

成長ドライバー

成長の源泉は、新製品の積極的な投入と販売価格の改定による収益性の改善にあります。特に泌尿器系などの新製品が好調に推移しており、自社販売における売上高および利益への寄与が見込まれています。

また、海外展開も重要な成長戦略の一つであり、インドや東南アジアを含む地域への販路拡大を推進しています。研究開発においては、2026年以降の特定分野へのリソース集中により、新製品開発のスピードアップとラインナップの拡充を図る計画です。

リスク

医療行政の変更による規制強化や、医療費削減に向けた政策変更が製品需要や価格設定に影響を及ぼすリスクがあります。これに対し、専門部署による動向の定常的なモニタリング体制を構築し、迅速な対応を目指しています。

また、原材料の調達コスト高騰や地政学的要因によるサプライチェーンの混乱、為替変動による収益への影響も課題として認識されています。これらのリスクに対しては、調達ルートの多角化や生産拠点の最適化、適切なヘッジ策の検討などにより、安定供給と原価低減に取り組んでいます。

競合

同社は高度な技術を要する医療機器分野において、品質管理体制の徹底による信頼性の確保を競争優位の源泉としています。ISO13485などの国際基準に基づいた厳格な品質保証体制を構築し、製品の安全性を担保しています。

市場環境としては、国内での価格引き下げ圧力や海外における集中購買制度の影響など、厳しい競争環境にさらされています。これに対抗するため、生産の自動化・省力化への投資による原価低減と、高付加価値製品の開発を通じた差別化戦略を推進しています。

バリュエーション

2026年8月10日時点の市場データにおいて、同社の株価は1,121円となっています。この時の時価総額は約89.2億円であり、PERは13.77倍と算出されています。

また、同日のデータに基づくPBRは0.55倍となっており、配当利回りは4.22%を記録しています。これらの数値は、提供された最新の市場データに基づいた評価となります。