事業モデル

同社はITソリューション、SaaS再エネソリューション、スポーツDXの4つの主要な事業領域を展開する持株会社です。ITソリューション事業では、映像ソフトウェア開発やAIを活用したシステム構築など、高度な技術力を要する受託開発を主力としています。

SaaS事業では人材派遣向け管理システム「jobs」を提供し、安定的な収益基盤の構築を目指しています。また、再エネソリューション事業では太陽光発電設備の施工・販売・保守を行い、スポーツDX事業では格闘技ビジネスの企画や興行を通じた新規領域への展開を進めています。

KPI

ITソリューション事業におけるエンターテインメント関連の映像ソフトウェア開発は、2026年1月末時点で95.7%という極めて高いリピート率を達成しています。この高い継続性が同社の安定的な収益獲得源として機能しており、強固な顧客基盤を証明しています。

SaaS事業においては、独自の価格体系やカスタマーサポートの強化により、解約率の改善と新規顧客の獲得を実現しています。これらの取り組みにより、SaaS事業単体での直接的な損益は黒字成長を継続しており、将来に向けた堅調な推移が見込まれています。

成長ドライバー

同社は今後、AI等のデジタル技術を活用したシステム・アプリケーション開発の強化に注力し、より高単価な案件の獲得を目指しています。特に国内で需要が高まるAI画像認識やDX推進に関連する領域において、技術動向を適時に取り込む戦略をとっています。

また、既存事業とのシナジーが見込まれる案件については、異業種であっても積極的にM&Aを行う方針です。これにより、ITソリューションからSaaS、再エネまで多角的なポートフォリオの拡充と企業価値の向上を図る構えです。

リスク

再エネソリューション事業においては、建設業法や電気事業法などの法的規制、および政府による固定価格買取制度の変更が経営成績に影響を与える可能性があります。これらの動向を注視しつつ、柔軟に対応できる体制の構築を進めています。

ITソリューション事業では、遊技機向け映像開発への依存度を低減するため、AI等の先端技術を用いた領域での顧客開拓を強化しています。また、SaaS事業においては競合他社との価格競争や新技術による参入に対し、サポートの充実とノウハウの蓄積により優位性を維持する方針です。

競合

SaaS事業における人材派遣向け管理システム「jobs」については、市場内に複数の競合他社が存在しており、常に比較される環境にあります。これに対し同社は、現場の知見に基づいた機能改善や教育による品質向上を通じて競争優位性を確保する戦略をとっています。

ITソリューション事業においては、受託開発という性質上、技術力や提案力が差別化要因となります。特に映像制作における高いリピート率を支えるデザイン力と企画力を強みとし、競合他社との差別化を図りながら安定的な受注体制を構築しています。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、同社の株価は434円となっており、時価総額は約81.4億円です。PERは30.46倍、PBRは5.74倍と算出されています。

これらの数値は、同社が持つ技術力やSaaSの成長性、多角的な事業ポートフォリオに対する市場の評価を反映しています。今後の成長は、AI分野へのシフトやM&Aによる事業拡大の進捗に左右されるものとみられます。