事業モデル

同社はコンクリートパイルやポールなどのコンクリート二次製品の製造販売を主軸としています。これらに加え、情報関連事業や施設管理、ホテル運営といった多角的な事業を展開しています。

主力となるコンクリート二次製品関連事業では、製品の提供だけでなく施工技術や施工管理技術の提供も行っています。各拠点が連携し、高品質な製品と工法を提供することで顧客ニーズに対応する体制を構築しています。

KPI

当連結会計年度における売上高は998億54百万円となり、前年度比で13.8%の増加を記録しました。営業利益は175億98百万円と26.7%増、経常利益も同水準の伸びを見せています。

コンクリート二次製品関連事業では、売上高が831億59百万円(前年比21.7%増)、営業利益が147億33百万円(同39.7%増)と大幅な成長を遂げました。一方で情報関連事業は子会社の除外により減収減益となっています。

成長ドライバー

主力製品であるコンクリートパイルにおいて、民間需要の増加や大型物件の受注が寄与し、販売量が拡大しました。独自の技術力と施工管理体制を強化することで、他社との差別化を図り収益性を高める方針です。

研究開発活動にも注力しており、当連結会計年度には740百万円の研究開発費を投じています。高品質なコンクリートや革新的な工法の開発を通じて、社会資本の整備に貢献する体制を整えています。

リスク

原材料価格の変動による製造コストへの影響や、競合他社との激しい価格競争が事業環境における主要なリスクとして挙げられています。特にセメントや鋼材などの調達価格高騰に対しては、コストダウンと適切な価格改定の交渉で対応しています。

また、工事の進捗遅延による不採算案件の発生や、自然災害による拠点への被害も懸念される要因です。これらに対し、日報管理の徹底や施工技術部門との連携強化、ハザードマップを活用した防災対策を講じています。

競合

コンクリートパイル業界は、民間需要の動向に左右されやすく、競争が激化する厳しい環境にあります。同社は単なる製品販売にとどまらず、施工技術や管理技術を含めた付加価値を提供することで差別化を図っています。

競合他社との価格競争に対しては、採算管理の徹底と経費抑制を推進し、収益性の確保に努めています。独自の特許申請や品質マネジメントシステムの構築を通じて、高品質な製品提供による優位性の確立を目指しています。

バリュエーション

2026年8月10日時点の株価は1,843円となっており、同日の時価総額は約1305.4億円です。この際のPERは9.51倍、PBRは1.29倍と算出されています。

また、同日時点での配当利回りは2.33%となっています。これらの指標は、事業の安定性と成長性を評価する上での基礎的な判断材料となります。