事業モデル

同社は建設関連、電設資材、カーライフ、その他といった多岐にわたる事業を展開しています。建設関連事業では生コンクリートや土木建築の請負を行い、電設資材事業では産業機器や空調システムの販売を行っています。

カーライフ関連事業では石油製品の販売や自動車の整備・販売を手掛けており、多角的なポートフォリオを構築しています。その他事業には不動産、食品加工、農業用機械など、地域に根ざした多様な事業が含まれています。

KPI

当連結会計年度の売上高は73,567百万円となり、前連結会計年度と比較して3.1%の増加を記録しました。一方で営業利益は1,457百万円と、前年同期比で19.2%の減少となっています。

セグメント別では、電設資材事業が売上高38,320百万円と最大の規模を占めています。建設関連事業の売上高は9,007百万円、カーライフ関連事業は17,974百万円となっており、各事業で堅調な販売実績を維持しています。

成長ドライバー

成長の柱の一つとして、脱炭素社会に向けた「ロカコン」などの低炭素型コンクリート技術の開発とブランド化が挙げられます。この技術はセメントの一部を高炉スラグ微粉末に置き換えることで、製造時のCO2排出量を大幅に削減します。

また、公共工事への依存度を低減するために、民間工事へのシフトや営業エリアの拡大を推進しています。さらに、DXの活用による業務の効率化や、人的資本への投資を通じた労働生産性の向上も重要な成長戦略として位置づけられています。

リスク

主なリスクとして、公共工事の予算削減が事業に与える影響や、原材料・人件費の高騰によるコスト増が挙げられます。特に建設関連事業では、資材価格の上昇が収益を圧迫する要因となる可能性があります。

また、中国国内の規制や経済情勢による海外事業への影響、および燃料需要の減少に伴うカーライフ事業の競争激化も課題です。さらに、金利上昇による有利子負債への影響や、自然災害・感染症による事業活動の停滞リスクにも対応が必要です。

競合

建設関連事業においては、公共工事と民間工事の両面で競合が存在する環境にあります。同社は公共工事への依存を低減するため、地域内での営業範囲拡大や新分野への挑戦を通じて競争優位性の確保を図っています。

電設資材事業では、海外の政策動向による不透明な状況があるものの、積極的な受注活動を展開しています。また、環境対応型コンクリートの開発など、技術革新を通じた差別化戦略を推進することで、競合他社との差異化を図る方針です。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、同社の株価は3,035円となっており、PERは8.06倍と算出されています。PBRは0.32倍であり、資産価値に対して割安な水準で評価されている状況にあります。

配当利回りは2.34%となっており、安定した収益基盤を背景とした還元が期待されます。時価総額は約50.3億円であり、スタンダード市場における独自の立ち位置を確立しています。