事業モデル

同社はイベントマネジメント、ビルマネジメント、人財サポートの3つの分野を主要事業として展開する人財サービス企業です。プロ野球を含む複数のスポーツ競技や商業施設において、警備、案内、清掃などの運営支援を提供しています。

特にイベントマネジメントでは、プロ野球12球団のうち8球団、Jリーグ、Bリーグなど多岐にわたるチームと取引関係を構築しています。ビルマネジメントでは、オフィスビルや商業施設における警備や交通誘導、清掃業務などを提供し、安定した運営基盤を支えています。

KPI

当連結会計年度の売上収益は20,094百万円に達し、前年同期比で19.6%の成長を記録しました。営業利益は1,036百万円と前年同期比47.0%増となり、効率的な運営体制が寄与しています。

事業別に見ると、ビルマネジメント事業は前年比122.8%、イベントマネジメント事業は前年比106.5%の成長を見せています。人財サポート事業も前年同期比137.8%と大幅な伸びを記録しており、多角的な展開が成果に繋がっています。

成長ドライバー

同社の競争力の源泉は、学生を中心とした常時一万人以上のアルバイトスタッフを抱える強固な人材インフラにあります。この体制により、変動の激しいイベントや興行において、必要な人員を迅速かつ安定的に供給することが可能です。

また、プロスポーツの普及に伴う観客数増加や運営の高度化に対し、ノウハウを活かした付加価値の高いサービスを提供しています。既存顧客への提案力強化に加え、成長分野であるBリーグ等への展開を通じた新規案件の獲得も成長の柱となります。

リスク

主なリスクとして、LBOスキームによる借入金に伴う金利上昇の影響が挙げられます。これに対し、同社はハードルレートの設定や労務費の売上転嫁、効率的な人員配置など、収益性を重視した経営管理体制を構築しています。

また、総資産に占めるのれんの割合が高いことも重要なリスクとして認識されています。しかし、事業の収益力強化によるキャッシュ・フローの増大や、株主資本の充実を図ることで、減損リスクへの対応と企業価値の向上を両立させる方針です。

競合

同社は人財サービスという単一セグメントの中で、独自の強みを持つポジションを確立しています。特にプロスポーツ興行における豊富な実績と、多様な競技に対応する運営ノウハウが競合に対する優位性となっています。

イベントの特性上、人員確保が困難な場面でも、同社は大規模な人材プールと現場リーダーのマネジメント力を備えています。この「人財インフラ」を提供することで、主催者が本来の企画に集中できる環境を創出する独自の価値を提供しています。

バリュエーション

2026年3月期末時点の当連結会計年度において、売上収益は前年比19.6%増の20,094百万円となりました。営業利益も前年同期比で47.0%増加しており、成長性の高い推移を見せています。

同社は独自の人材インフラを強みとしており、安定した運営品質を実現する体制を構築しています。投資家に対しては、収益管理の徹底と事業拡大を通じた企業価値の最大化を目指す経営姿勢が示されています。