事業モデル
同社は、ブロードバンド事業、プラットフォーム事業、メディカル事業、SaaS・DX事業の4つの主要セグメントを展開しています。ブロードバンド事業ではISPやMVNOサービスを提供し、プラットフォーム事業ではカウンセリングやメディアサービスを展開する構造です。
一方で、成長戦略としてメディカル事業におけるオンライン診療や医薬品卸売、およびSaaS・DX事業への投資を強化しています。これら既存の収益基盤を活用しながら、新規事業の柱を構築する「両利きの経営」を推進しています。
KPI
当連結会計年度において、売上高は前年同期比18.8%増の10,796,739千円を記録しました。特にメディカル事業が前年同期比200.1%増と大幅な成長を見せ、全体の増収に大きく寄与しています。
一方で営業利益は454,048千円となり、前年同期比1.6%減となりました。これはメディアサービスにおける広告単価の下落が影響したものの、経常利益は20.2%増、当期純利益は39.2%増と、収益性の改善が進んでいます。
成長ドライバー
中期経営計画「EXCITE300」に基づき、2028年3月期に向けた野心的な目標を掲げています。具体的には売上高155億円、営業利益16億円、時価総額300億円の達成を目指しています。
成長の源泉は、メディカル事業における診療科目の拡大や、SaaS・DX事業における企業向けIT投資の追い風です。また、M&Aを通じた事業ポートフォリオの強化により、持続的な成長基盤の構築を図っています。
リスク
インターネット関連事業においては、通信環境の悪化や広告市場の景況感による影響を受けるリスクがあります。特にメディアサービスは広告収入を主軸とするため、外部環境の変化が業績に直結する構造です。
また、メディカル事業における薬機法等の規制遵守や、個人情報保護に関する厳格な管理体制も重要な課題です。高度な法令遵守が求められる分野では、不備が生じた際の信用失墜や行政処分のリスクを常に考慮した経営判断が行われています。
競合
同社はインターネットを基盤とした多角的なサービスを展開しており、各市場において独自の立ち位置を築いています。ブロードバンド事業では10ギガ光回線の普及など、技術トレンドに合わせた需要の取り込みを行っています。
プラットフォーム事業においては、カウンセリングやメディアといった高いユーザー接点を持つ領域で展開しています。SaaS・DX分野では、人手不足や働き方改革を背景とした企業のデジタルトランスフォーメーション需要を取り込む戦略をとっています。
バリュエーション
最新の市場データにおいて、同社の株価は1,154円となっており、時価総額は約49.0億円です。PERは20.06倍、PBRは1.36倍と算出されています。
配当利回りは3.25%となっており、安定した収益基盤を持ちつつ成長投資を行うフェーズにあります。これらの指標は、同社が掲げる中期経営計画の達成に向けた投資と成長性のバランスを反映しています。