事業モデル
同社は既存の木造家屋を対象とした「白蟻防除」「湿気対策」「地震対策」の施工を主力サービスとして展開しています。その他にも住宅リフォームや害虫・害獣の防除など、多角的なメンテナンスサービスを提供しています。
事業基盤においては、農協等との強固な提携関係を構築しており、これらの組織の取扱業者として広範な営業活動を展開しています。地域に根ざした良好な関係性を背景に、潜在的な需要がある白蟻防除などのサービスを安定的に提供する体制を整えています。
KPI
当連結会計年度における売上高は14,355百万円となり、前年同期比で2.4%の増加を記録しました。一方で、事業環境の変化や投資の影響により、営業利益は前年同期比で31.9%減の835百万円となりました。
同社は中期経営計画において、2029年3月期に向けた目標数値を設定しています。具体的には、売上高169億円、営業利益14.4億円、および営業利益率8.5%の達成を目指しており、成長基盤の再構築を最優先課題として取り組んでいます。
成長ドライバー
成長戦略の柱の一つとして、広告宣伝の高度化や規模拡大による認知度向上と、提携先との関係強化を通じた販売チャネルの拡充を進めています。特に「シロアリバスターズ®」を活用した多角的なプロモーションを展開しています。
また、生産性の向上のため、全支店への電子地図システムの導入や生成AIの活用による業務効率化を推進しています。さらに、人材を重要な資本と捉え、採用力の強化や教育体制の充実を通じて、持続的な成長に向けた人的資本の開発に注力しています。
リスク
事業環境としては、資材価格や燃料コストの高騰が収益を圧迫する要因として認識されています。また、訪問販売を主とする営業形態から、コンプライアンス体制の構築と高度な人材教育が不可欠な要素となっています。
さらに、個人顧客向けサービスであるため、景気動向や物価動向による消費マインドの変化が需要に影響を与える可能性があります。その他にも、情報セキュリティへの対策や、提携先との契約内容の変更といった外部要因に対するリスク管理を継続的に実施しています。
競合
同社は白蟻防除などの専門的な施工技術を強みとしており、住宅メンテナンス市場において独自の立ち位置を築いています。特に、目に見えにくい害虫被害への対策という潜在需要の高い領域に特化することで、競合に対する優位性を確保しています。
また、農協等との密接な連携体制を構築している点が大きな特徴です。地域密着型のネットワークを活用することで、広域なエリアにおいて安定した顧客紹介を獲得し、独自の販路を確立する戦略をとっています。
バリュエーション
最新の市場データに基づくと、同社の株価は1,566円となっており、時価総額は約136.1億円です。PERは55.59倍、PBRは1.42倍と算出されています。
配当利回りは4.40%となっており、安定した収益基盤を背景とした投資判断の材料となります。これらの数値は、同社が成長に向けた投資フェーズにある現状を反映しているものとみられます。