事業モデル
同社は「People Tech Company」として、テクノロジーを活用して人の可能性を広げる事業を展開しています。主力の「Green」は成功報酬型の求人メディアであり、広告費の持ち越しリスクを排除した仕組みで企業と求職者をマッチングします。
また、組織力向上プラットフォーム「Wevox」やビジネスマッチングアプリ「Yenta」を提供し、採用から定着までを支援する多角的なアプローチをとっています。これらのサービスは、従来の労働集約型モデルとは異なるテクノロジー主導のビジネスモデルとして構築されています。
KPI
主力事業である「Green」では、2025年9月単月でアクティブユーザー数56,168人、掲載求人数29,957件を記録しています。同サービスは高いマッチング精度を実現するためのデータ活用に注力しており、書類選考通過率の向上を重要な指標としています。
「Wevox」については、導入企業数が4,100社を超えており、着実な普及が進んでいます。これらのプラットフォームを通じて、求職者と企業の双方に対する価値提供を定量的に追求する体制を整えています。
成長ドライバー
成長の源泉は、IT・Web業界における深刻な人材不足を背景とした堅調な採用ニーズに支えられています。特に「Green」が持つ独自のマッチング精度や、若手層への訴求力の強さが競争優位性の核となっています。
また、単なる採用支援に留まらず、組織のエンゲージメント可視化を行う「Wevox」などの展開により、人材の活用と定着を促す領域へも拡大しています。新規事業への積極的な投資を通じて、HR領域における新たな市場創造を目指す方針です。
リスク
主要なリスクとして、景気悪化による企業の採用意欲低下や、競合他社との差別化の難易度向上が挙げられます。特に労働集約型からテクノロジー型へ移行した大手企業が参入した場合、優位性が揺らぐ可能性も指摘されています。
また、事業構造として「Green」への売上依存度が高いことも課題です。新規事業の立ち上げや海外展開に向けた投資に伴い、一時的な利益率の低下や、計画通りに進捗しないことによる投資回収の遅れが懸念される要因となります。
競合
競合には既存の人材紹介会社や他の求人メディアが含まれますが、同社はテクノロジーを駆使した独自のポジションを確立しています。特にIT・Web業界に特化したユーザー層の厚さが、他社との差別化要因となっています。
しかしながら、参入障壁が低い領域であるため、新興企業の参入や海外企業の日本進出による競争激化のリスクも存在します。これに対し、同社は長年蓄積した膨大なデータに基づくレコメンド機能の強化等で対抗しています。
バリュエーション
最新の市場データにおいて、株価は667円、時価総額は約155.1億円となっています。PERは14.18倍、PBRは3.15倍と算出されており、現在の市場評価を反映しています。
配当利回りは9.35%となっており、投資家に対して一定の還元姿勢を示しています。これらの数値は2026年6月時点の最新データに基づいた評価となります。