事業モデル

同社は「People Tech Company」として、テクノロジーを活用して人の可能性を広げる事業を展開しています。主力の「Green」は、成功報酬型の料金体系を採用しており、求人広告の掲載期間や件数に制限がないため、企業側がリスクを抑えて多様な求人を掲載できる仕組みです。

また、組織力向上プラットフォーム「Wevox」を通じて、エンゲージメントの可視化と人材の定着促進を支援しています。さらに、ビジネスパーソンの横の繋がりを創出するマッチングアプリ「Yenta」も展開しており、採用から活用まで多角的なアプローチを行っています。

KPI

主力サービスである「Green」は、2025年9月単月でアクティブユーザー数56,168人、掲載求人数29,957件を記録しています。同サービスの強みとして、ビッグデータ解析を活用した書類選考通過率の向上が挙げられます。

「Wevox」については、2017年5月のリリース以降に導入企業が着実に増加しており、当事業年度末時点で4,100社を超える規模に達しています。これらのサービスを通じて、独自の強みであるデータ活用とテクノロジーによるマッチング精度の向上を追求しています。

成長ドライバー

同社は「Green」の成長に加え、「Wevox」の収益拡大および新規事業の創造・収益化を成長の柱としています。特に「WeVox」は、人材の流動性が高まる現代において重要な課題となる「人材の活用と定着」に焦点を当てたサービスとして展開されています。

また、将来的な成長に向けた投資として、海外における事業展開も検討項目に含まれています。テクノロジーによる高度なマッチングや、組織の可視化といった独自の強みを活かし、HR領域における新市場の創造を目指す方針です。

リスク

主要なリスクとして、求人企業の採用ニーズが景気動向に左右される点が挙げられます。特に世界規模の景気悪化が発生した場合、当社の業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、技術革新のスピードが速い市場において、競合他社や海外勢との差別化が困難になるリスクも認識されています。さらに、特定のサービスである「Green」への高い売上依存度や、新規事業の立ち上がりが計画通りに進まないことによる影響も課題として挙げられています。

競合

同社の主な競合は、既存の人材紹介会社や他の求人メディアです。これらの多くは労働集約型でクローズドなビジネスモデルを採用していますが、同社はテクノロジーを駆使したオープンな仕組みで差別化を図っています。

しかし、若く技術に長けた企業による参入や、大手人材紹介会社が同様のテクノロジーへ移行する動きなど、競合環境の変化には注意が必要です。特にIT・Web業界における高い需要を背景とした独自のポジション構築と、継続的な技術優位性の確保が重要となります。

バリュエーション

2026年8月10日時点の市場データにおいて、同社の株価は880円となっています。この時の時価総額は約194.1億円であり、PERは17.76倍、PBRは4.24倍と算出されています。

また、同日のデータに基づく配当利回りは7.82%となっています。これらの指標は、同社が展開するPeople Tech事業の成長性と市場における評価を反映しています。