事業モデル

当連結グループは、油圧ショベルや超大型油圧ショベル、ホイールローダなどの製造・販売を行う建設機械ビジネスセグメントを展開しています。これに関連する部品サービスの提供を通じて、製品のライフサイクル全体を支える体制を構築しています。

また、マイニング設備および機械のアフターセールスにおける部品開発やサービスソリューションを提供するスペシャライズド・パーツ・サービスビジネスセグメントを運営しています。両事業を柱として、世界各地で多岐にわたる製品提供を行っています。

KPI

当連結会計年度の売上収益は前連結会計年度比2.5%増の1兆4,054億9千3百万円を記録しました。一方で、売上原価の増加により営業利益は前連結会計年度比15.9%減の1,301億4千4百万円となりました。

生産実績については建設機械ビジネスが1,259,750百万円、販売実績は建設機械とスペシャライズド・パーツ・サービスを合わせて1,405,493百万円となっています。これらの数値は、同社がグローバルな市場で一定の規模を維持していることを示しています。

成長ドライバー

新中期経営計画「LANDCORS 2028」のもと、ブランド刷新と構造改革を通じて企業価値の向上を目指しています。特にマイニング事業の強化や、デジタル技術を活用したソリューション提供によるリカーリング収益の拡大が成長の柱となります。

研究開発活動では、次期排ガス規制への対応や「低炭素」をキーワードとしたクリーン化・省エネルギー化に向けた製品開発に注力しています。また、アタッチメントの大型化に対応した新技術の導入など、現場の生産性と安全性を高める革新的なソリューションを提供し、競争優位性を確立する方針です。

リスク

事業活動は、インフラ整備や資源開発といった公共・民間投資の動向に左右されるため、地政学的リスクや経済変動による需要の下振れが懸念されます。これに対し、現地拠点の情報収集と生産計画の連携により、在庫管理や供給コントロールを徹底する体制を構築しています。

また、原材料価格の高騰や為替相場の変動、金利の上昇といった外部要因によるコスト増や収益悪化のリスクにも対応が必要です。これらに対しては、VEC活動を通じた原価低減、固定金利調達の活用、および高度な品質管理体制の維持によってリスクを最小限に抑える取り組みを行っています。

競合

同社は世界トップクラスの建設・マイニング機械メーカーとして、強固な技術力を基盤とした製品提供を行っています。特にアタッチールメントの自動化や生産性向上に向けた独自のソリューション展開により、市場における競争優位性を確立する方針です。

競合環境においては、グローバルな販売サービス力の強化と「オープン戦略」を通じた他社との協調・連携を推進しています。高度な技術人財の育成や共同研究を通じて、次世代の製品開発において高い競争力を維持することを目指しています。

バリュエーション

最新の市場データに基づくと、当社の株価は5,347円となっており、時価総額は約1兆1,375億円です。PERは15.55倍、PBRは1.26倍と算出されています。

配当利回りは3.55%となっており、安定した収益基盤を背景とした投資判断の材料となります。これらの数値は、同社の市場における立ち位置を反映する指標として活用されます。