事業モデル
同社は農業機械事業と軸受事業の二本柱で構成される事業構造を有しています。農業機械事業では、酪農・畜産向けの飼料収穫機や土づくり関連作業機などの製造・販売を主力としています。
軸受事業においては、ベアリングメーカーから提供された原材料を用い、産業用機械や鉄道車両に使用される大型軸除の加工を行っています。両事業において独自の技術とノウハウを蓄積しており、特定のニッチ市場での強みを活かした展開を行っています。
KPI
当事業年度における農業機械事業の売上高は61億32百万円となり、前年同期比で6.5%の減収となりました。一方で軸受事業の売上高は4億15百万円と、前年同期比7.2%の減収を記録しています。
全社としての売上高は65億48百万円となり、営業利益は3億26百万円となっています。当期純利益は2億5百万円であり、前事業年度と比較して大幅な減少が見られる結果となりました。
成長ドライバー
成長戦略として、国内では「みどりの食料システム法」に基づく優位性を活かした有機肥料散布機等の展開や、スマート農業への対応を推進しています。特に土づくり関連作業機や除雪用機器など、特定のニーズに応える製品の拡充を図っています。
海外市場においては、韓国や欧州での深耕に加え、米国や豪州、東南アジアといったグローバルニッチ市場でのブランド確立を目指しています。軸受事業においても、農業機械事業とのシナジー創出による生産性向上と利益水準の改善を追求する方針です。
リスク
主要なリスクとして、農家数の減少や高齢化に伴う農業環境の変動、および冬期の需要減退といった季節性の影響が挙げられます。また、特定の販売先への高い売上依存度(上位3社で57.2%)も経営成績に影響を及ぼす要因となります。
原材料や部品の調達価格の高騰、特定外注先への依存、さらには自然災害による生産停止のリスクも存在します。さらに、海外展開における地政学的リスクや為替変動、製品の品質問題による信用低下など、多角的な外部環境の変化に対する対応が求められています。
競合
農業機械市場においては、製品の高機能化や低価格化、アフターサービスの充実といった厳しい競争環境に置かれています。同社はこれに対し、独自の技術とノウハウを蓄積した差別化戦略で対抗しています。
特に有機肥料散布機などの特定分野では、法的な優位性を活用した製品提案を行っています。軸受事業においても、高度な加工技術を武器に、産業界の動向を見極めながら加工領域の拡大と競争力の維持を図る方針です。
バリュエーション
2026年8月13日時点の市場データにおいて、同社の株価は408円となっています。この時の時価総額は約45.5億円(4,551,364,096円)と算出されています。
同社のPERは22.48倍、PBRは0.55倍となっており、配当利回りは2.48%を記録しています。これらの指標は、2026年8月13日時点の市場データに基づいた数値です。
