事業モデル
同社はプラスチック成形機事業とIT・人材事業の二本柱で構成される事業構造を有しています。成形機事業では、インフレーションフィルム成形機、ブロー成形機、リサイクル装置の製造販売に加え、メンテナンス事業を展開しています。
IT・人材事業においては、システム受託開発やSE人材派遣、一般事務派遣、人材紹介など多角的なサービスを提供しています。2025年10月には子会社を新たに追加し、事業基盤の拡大と強化を進めています。
KPI
プラスチック成形機事業は、受注回復とコストダウンの成果により3期ぶりの黒字を計上しました。同事業の売上高は前連結会計年度比で5,000万円増加し、21億7,900万円となりました。
IT・人材事業は子会社の統合等により、売上高が前連結会計年度比で4億200万円増加し、5億円に達しています。全社としての売上高は前年同期比20.3%増の26億7,900万円を記録しました。
成長ドライバー
ブロー成形機事業では、自動車業界におけるEVと内燃機関のバランス投資への転換を受け、燃料タンク用などの需要拡大が見込まれています。リサイクル装置事業も、法規制の強化やコスト削減の成果により新たな市場開拓が進んでいます。
IT・人材事業は、深刻な人手不足を背景とした派遣・紹介需要の拡大を見込んでいます。AIやクラウドといった成長分野への注力と、既存の成形機メンテナンスによる安定的な収益確保の両輪で成長を目指しています。
リスク
プラスチック原料価格の変動や為替レートの急激な変動が、製品価格への転嫁困難を通じて収益性を低下させるリスクがあります。特に輸入超過の状況にあるため、円安進行に対する注意が必要です。
また、高度な技術を要する成形機事業における人材流動による技術継承の困難や、IT・人材事業における個人情報の漏洩リスクも挙げられています。さらに、環境規制への対応に向けた研究開発費や設備投資の増大も経営上の課題となります。
競合
インフレーションフィルム成形機事業は成熟市場であり、競合他社に勝るための省力化・省人化技術の開発が求められています。リサイクル装置においては、グローバルな調達体制の構築によるコスト優位性の確保が重要課題とされています。
IT・人材事業では、深刻な労働力不足を背景とした高い需要がある一方で、競合他社との差別化に向けたサービスレベルの維持が重要となります。各分野において独自の技術やノウハウを活用し、市場での優位性を確立する方針です。
バリュエーション
2026年8月13日時点の株価は255円となっており、同日の時価総額は約26.0億円です。この時点におけるPERは30.96倍、PBRは1.55倍と算出されています。
また、同日時点での配当利回りは2.22%となっています。これらの指標は、成長に向けた投資や事業構造の変化を反映した現在の市場評価を示しています。
