事業モデル

同社グループは、道路舗装機械や道路維持補修機械、散水車など多種多様な建設機械を製造・販売する専門メーカーです。国内外の市場に向けた製品展開に加え、関連するサービス提供や新製品の研究開発活動も積極的に行っています。

事業構造は日本、米国、インドネシア、中国の4つの主要地域で構成されており、各拠点で生産と販売を展開しています。特に海外売上比率は2026年3月期において54.6%に達しており、グローバルな展開が事業の大きな柱となっています。

KPI

当連結会計年度における売上高は27,541,409千円となり、前連結会計年度比で1.1%の微減となりました。一方で営業利益は原価率の改善により0.3%増の1,588,144千円を計上しています。

経常利益は5.8%増の1,581,472千円、親会社株主に帰属する当期純利益は投資有価証券売却益の寄与もあり22.8%増の1,763,114千円となりました。研究開発費については、同年度に955,520千円を投じて新製品の開発に取り組んでいます。

成長ドライバー

成長の源泉は、高度な技術力を要する道路建設機械における専門性の深化と、次世代技術への対応にあります。具体的には、i-Constructionへの対応を見据えた自動運転ローラの開発や、カーボンニュートラルに向けた電動機の研究が進められています。

また、国内では政府の国土強靭化加速化計画に伴うインフラ投資の拡大が追い風となる見通しです。新興国向けの高締固め機械の開発など、多様な市場ニーズに応える製品ラインナップの拡充が将来の成長を牽引する要素となります。

リスク

海外事業の比率が高いため、主要市場である北米やアジアの経済状況、および各国の政治・規制環境の変化が経営に影響を及ぼす可能性があります。特に為替変動は、円換算後の価値や調達コストに直接的な影響を与える要因として認識されています。

また、新製品の開発成果や高度な技術を持つ人材の確保・育成が成長の鍵となるため、これらが滞ることはリスクとなります。さらに、製品の品質保証や生産物賠償責任に関する不確実性も、ブランド評価や財務状況に影響を及ぼす可能性があるものとして管理されています。

競合

同社は道路建設機械の専門メーカーとして、特定のニッチな領域で高い技術力を有しています。国内市場では政府のインフラ投資拡大を見込みつつ、他分野へのローラ使用領域の拡大も視野に入れています。

競合環境においては、高度な自動運転技術や電動化といった次世代技術への対応が重要となります。独自の研究開発体制を通じて、国内外の競争環境において優位性を確保するための製品・サービス提供を継続しています。

バリュエーション

2026年8月13日時点の市場データにおいて、同社の株価は2,166円となっています。この時点での時価総額は約181.3億円と算出されています。

投資指標としては、PERが10.28倍、PBRが0.57倍となっており、配当利回りは6.15%を記録しています。これらの数値は、同社の事業基盤と市場における評価を反映する指標となります。