事業モデル

同社は「総合レジャー企業」を目指し、ゴルフ事業と遊技機事業の二本柱で事業を展開しています。ゴルフ事業では、施設の運営・受託に加え、近年は新規ブランドの展開やデジタル活用による顧客利便性の向上に取り組んでいます。

遊技機事業においては、パチンコおよびパチスロ機の開発・製造・販売を行い、独自のノウハウを蓄積しています。特に近年の研究開発では、データに基づく客観的な評価指標の導入やAIを活用した開発プロセスのDX化を進めています。

KPI

当連結会計年度において、売上高は258,107百万円と前年同期比で76.9%増加しました。営業利益も43,423百万円となり、前年同期と比較して56.8%の増益を達成しています。

ゴルフ事業単体では、売上高が230,624百万円と大幅な伸長を見せ、営業利益も45,599百万円に達しました。一方で遊技機事業は、販売台数の減少により売上高27,482百万円、営業利益712百万円と前年同期比で減収減益の推移となりました。

成長ドライバー

ゴルフ事業においては、アコーディア・ゴルフの買収による規模拡大や、新ブランド「GRAND」の展開が成長を牽引しています。また、夜間営業の拡充や送風機付ゴルフカートの導入など、多様な顧客ニーズに応えるための設備投資を積極的に進めています。

遊技機事業では、独自のノウレッジベースと連携した社内専用LLMの活用により、開発スピードと品質の両立を図っています。若手人材の早期戦力化や属人化の排除を進めることで、変化の激しい市場環境における競争力の維持を目指しています。

リスク

ゴルフ事業においては、少子高齢化に伴うプレー人口の減少や、施設への自然災害による被害が経営上のリスクとして挙げられています。また、土地利用に関する各種法令の規制も、事業展開において重要な留意事項となります。

遊技機事業では、パチンコホールの経営環境悪化や、若年層の動向変化といった市場環境の変化が影響を及ぼす可能性があります。さらに、財務面では高水準な純有利子負債比率(230%)があり、金利上昇局面における資金調達コストの増加への注視が必要です。

競合

ゴルフ事業においては、競合他社との差別化のために、独自の予約優遇制度や付加価値の高いサービス提供を強化しています。特にターゲット層を広げるための施策や、リッチな体験を提供するハイグレードなブランド展開が戦略の柱となっています。

遊技機事業では、パチンコホールの経営環境が厳しさを増す中で、差別化された商品の創出と原価低減の両立が求められています。独自の開発プロセスを確立することで、プレーヤーの嗜好の変化に迅速に対応できる体制の構築に注力しています。

バリュエーション

最新の市場データにおいて、同社の株価は2,002円となっており、時価総額は約1974.5億円です。PERは16.92倍、PBRは0.79倍と算出されています。

配当利回りは4.00%となっており、安定した収益基盤を背景とした株主還元が行われています。これらの数値は、同社が保有する広範なゴルフ場資産と遊技機事業のブランド力を反映したものと考えられます。