事業モデル
同社は遊技場向けの自動サービス機器やシステム機器、遊技機などの製造・販売を行うアミューズメント事業を基盤としています。これに加え、不動産賃貸による安定的な収益確保を目指す不動産事業、太陽光発電による売電を行う電気事業を展開しています。
さらに、近年は食品・EC事業を新たな中核事業と位置づけ、健康意識の高まりに応えるための商品開発やOEM事業の拡大に注力しています。各事業は独自の強みを持つ子会社群によって構成され、多角的なポートフォリオによる収益基盤の構築を目指す構造となっています。
KPI
当連結会計年度における売上高は21,720百万円(前年同期比8.0%増)を記録しました。このうち、成長戦略の柱である食品・EC事業は売上高9,668百万円(同7.8%増)、セグメント利益209百万円(同50.4%増)と堅調な推移を見せています。
アミューズメント事業は、遊技機販売の動向や周辺機器の需要変化を受けながら売上高10,182百万円を計上しました。不動産事業および電気事業も安定した収益に寄与しており、グループ全体で経常利益661百万円(前年同期比816.2%増)と大幅な増益を達成しています。
成長ドライバー
食品・EC事業においては、自社ブランドの展開に加え、ノウハウを活かしたOEM事業の拡大が成長の鍵となっています。特に海外バイヤーからの引き合いや、新工場の稼働による生産能力・効率の向上が今後のさらなる収益拡大に寄与すると見られます。
アミューズメント事業では、遊技機部門における特定機種のヒットや販売体制の合理化を通じて利益確保を追求しています。また、若年層や多様なニーズに対応する新商品の開発や、ブランドイメージの向上に向けた戦略的な投資が成長を支える要因となります。
リスク
アミューズメント事業においては、遊技場に関連する法的規制や、遊技機の技術上の規格に関する規則の変更が業績に影響を与える可能性があります。また、市場環境の変化に伴う周辺機器の需要減少に対し、経営資源をより成長性の高い分野へシフトさせる必要性があります。
食品・EC事業においては、食品衛生法や製造物責任法などの法的規制への対応が不可欠であり、不備が生じた際の訴訟リスクも考慮されます。さらに、原材料価格の高騰やエネルギーコストの上昇といった外部環境の変化が、各事業の利益率に影響を及ubえる要因となります。
競合
アミューズメント事業においては、遊技場業界の二極化が進む中で、大手ホールによる規模拡大と中小ホールの経営環境悪化という構造変化が生じています。同社はこうした市場動向を見極めつつ、高機能な遊技機や周辺機器の提供を通じて独自の立ち位置を確保しています。
食品・EC事業においては、健康意識の高まりや購買行動の多様化が進む中で、付加価値の高い自社商品の開発とスピード感のある展開が重要となります。OEM事業におけるノウハウの活用により、競合他社との差別化を図りながら市場でのポジション獲得を目指しています。
バリュエーション
2026年8月13日時点の株価は325円となっており、同日の時価総額は約71.5億円です。この時点におけるPERは11.99倍、PBRは0.38倍と算出されています。
また、同日時点での配当利回りは3.77%を記録しています。これらの指標は、アミューズメント事業の安定性と食品・EC事業の成長性を織り込んだ現在の企業価値を示しています。
