事業モデル
同社はパチンコホール向けの情報システム提供と、遊技機に関連するソフトウェアおよびハードウェアの開発・製造・販売を主軸としています。情報システム事業では、ホール運営の効率化やデータ活用を支援するシステムの開発・販売を行っています。
アミューズメント事業においては、パチスロ等の遊技機におけるコンテンツ制作やデバイス提供を通じて、メーカーとファンをつなぐ役割を担っています。また、不動産賃貸やイベント企画などの多角的な事業も展開しており、多様な収益源の確保に努めています。
KPI
同社は経営指標としてROE(自己資本利益率)を重視し、効率的な経営と資本効率の向上を通じて企業価値および株主価値の向上を目指しています。この目標に向けた高付加価値化の推進が重要な戦略となっています。
事業面では、スマート遊技機の導入割合や稼働実績を重要な指標として捉えています。2026年3月末時点で、パチンコ機におけるスマート機の設置割合は28.5%に達しており、市場の変化を捉えた製品展開の成果が反映されています。
成長ドライバー
スマート遊技機の普及に伴うホール側の設備投資需要の取り込みが、情報システム事業における重要な成長機会となっています。特にカードユニット「VEGASIA」や新製品の拡販、AIを活用したマーケティング支援サービスの導入拡大に注力しています。
アミューズメント事業では、スマートパチスロ分野での事業拡大と開発コストの低減を推進しています。また、次世代プラットフォーム「AX(仮称)」の構築に向けたデータ統合・分析支援の強化など、DX推進を通じた付加価値の向上が成長の源泉となります。
リスク
パチンコ業界特有の法的規制である風営法や各都道府県の条例による影響を受けやすく、これらの規制変更がホール側の設備投資動向に急激な変化をもたらすリスクがあります。また、遊技機の型式試験における技術的複雑化に伴う審査遅延も懸念される要因です。
製品開発においては、高度なソフトウェアにおけるバグの完全排除の困難さや、部品供給の不安定さが製造・販売に影響を及ぼす可能性があります。さらに、知的財産権の侵害リスクや、遊技機市場特有の需要の急激な変動に対する在庫管理などの課題にも対応が必要です。
競合
同社はパチンコホール向けの情報システムにおいて、独自の技術力とブランド力を背景に高い信頼を獲得しています。特にスマート遊技機の普及に伴う高度なデータ活用や運営効率化の分野で、競合他社に対し優位性を構築する戦略をとっています。
アミューズメント事業においては、コンテンツ制作からハードウェア提供までを統合的に手掛けることで、独自の立ち位置を確保しています。市場動向に合わせた迅速な製品開発と、高度な技術への対応力を強みとして、競合環境における優位性を維持する方針です。
バリュエーション
2026年8月13日時点の株価は2,442円であり、同日の時価総額は約350.5億円となっています。この時点でのPERは6.08倍、PBRは0.71倍と算出されています。
また、同日時点の配当利回りは4.15%となっており、安定した還元姿勢が見て取れます。これらの指標は、提供された最新の市場データに基づいた数値です。
