事業モデル

同社はヒューマンキャピタル事業とスタッフィング事業の二本柱で構成される事業体です。ヒューマンキャピタル事業では、RPOサービスやDXリクルーティング、セグメントメディアといった多角的なアプローチで企業の採用活動を支援しています。

特にRPO領域では、自社システム「TSUNAgram」に蓄積された膨大な応募者データを活用し、最適な手法の選定から運用までを一気通貫で提供します。スタッフィング事業においては、物流・製造といった現場の労働力不足に対応する派遣・紹介サービスを展開しています。

KPI

ヒューマンキャピタル事業は、RPO領域での単価向上やDXリクルーティング領域における「Findin」の伸長により、売上高13,914百万円、営業利益1,830百万円を計上しました。特にDXリクルーティング領域では、前年同期比35.1%増と大幅な成長を見せています。

スタッフィング事業は、M&Aによる医療・介護分野への進出もあり売上高が前年同期比27.1%増加しました。全社の経営成績としては、売上高18,269百万円に対し、営業利益877百万円を達成し、自己資本利益率も27.1%と高い水準にあります。

成長ドライバー

成長の源泉は、深刻な人手不足という構造的な社会課題に対するソリューション提供にあります。特にRPO領域では、景気動向に関わらず採用工数の効率化や成果の最大化を求める企業のニーズを捉えることが可能です。

また、DXリクルーティング領域における「Findin」の普及も重要な成長因子です。従来の広告型から自社ページへの集客型へとシフトする市場トレンドに合わせた提供価値の拡大が期待されます。

リスク

人材ビジネス特有の動向として、景気後退による企業の採用意欲減退や、競合他社の参入による競争激化がリスク要因となります。特にDXリクルーティング領域では多くの企業が参入しており、差別化の維持が重要です。

技術革新への対応も重要な課題であり、IT基盤の高度化に伴うコスト増大やシステム障害のリスクが存在します。また、個人情報の取り扱いに関する厳格な管理体制の構築も、事業継続における不可欠な要素とされています。

競合

RPOサービス領域においては、競合する企業が少ないと認識されており、独自のデータ基盤による差別化を図っています。一方で、DXリクルーティング領域は多くの企業が参入しており、高度な技術やノウハウによる優位性の確保が求められる環境にあります。

スタッフィング事業においては、競合が多数存在する中で、特定業界への特化や独自の運営ノウハウを活かした差別化が重要となります。特に医療・介護といった専門性の高い領域での展開により、競争優位性を構築しています。

バリュエーション

2026年8月13日時点の市場データにおいて、同社の株価は594円となっています。この時点における時価総額は約48.9億円と算出されています。

また、同日のデータに基づくPERは9.36倍、PBRは2.43倍となっており、配当利回りは3.41%を記録しています。