事業モデル

同社は「全国、全ての中小企業を黒字にする」という理念のもと、インターネット技術を活用した中小・零細企業向けの総合的な経営支援を展開しています。主な事業は、AIを活用した人材育成や業務自動化を支援するAIソリューション事業と、Webマーケティング支援を行うその他の事業の2つで構成されています。

AIソリューション事業では、自動で補助金を診断する「Jシステム」、専門領域の士業と連携した「Jコンサル」、共同ネットワークの「JDネット」を展開しています。その他の事業では、大手・中堅企業を主な顧客とし、メールやソーシャルメディアを活用した一貫的なWebマーケティング支援を提供しています。

KPI

同社は中長期的な企業価値の向上に向け、売上高成長率および売上高営業利益率を重要な経営指標として重視しています。成長と収益性の両立を目指し、戦略的な経営資源の配分を行っています。

AIソリューション事業においては、特にAIを活用した人材育成や業務自動化、運用定着までを一貫して支援する体制の構築に注力しています。また、SaaSプロダクトの展開にあたっては、顧客獲得コストと顧客生涯価値のバランスを考慮した収益性の継続的な管理を重要視しています。

業績推移

売上高の推移(通期・直近4期)。FY2022 27.8億円、FY2023 22.2億円、FY2024 27.8億円、FY2025 40.0億円。12.2億円の増加

売上高の推移(通期・直近4期)。出典は kabu-insight(yfinance 由来)の通期実績で、古い期から新しい期の順に並べた。

FY2022の売上高は27.8億円。
FY2023の売上高は22.2億円。
FY2024の売上高は27.8億円。
FY2025の売上高は40.0億円。

成長ドライバー

成長の柱となるAIソリューション事業では、AI活用による経営支援サービスの開発と提供を加速させています。特に、AIエージェントやAI SaaS、AI運用代行といった5つの領域を軸に、企業の課題解決に向けた支援体制を強化しています。

また、パートナー企業との連携を通じて、商材の提供範囲を拡大し、新たな経営課題の解決に資するサービスの提供を継続的に行っています。特に生成AIを活用した自社開発のSaaSプロダクトの拡充に注力しており、中小企業の業務効率化ニーズへの対応を強化しています。

リスク

AIソリューション事業においては、技術革新の速さに伴う商材の陳腐化や、パートナー企業の減少による売上への影響がリスクとして挙げられています。また、パートナー企業が多いため、適切な商材供給と品質の維持、および適切なフォロー体制の構築が重要となります。

その他事業においては、競合他社の存在や、ソーシャルメディアの動向、優秀なクリエイターや外注先の確保が課題となります。さらに、技術革新のスピードや、システムへのアクセス集中によるダウン、知的財産権の侵害や保全といったリスクにも対応が必要です。

競合

同社が参入するインターネット関連業界は、技術革新が速く、競合他社が多数存在する競争の激しい環境にあります。同社は、コンテンツ企画・制作における品質、採用する技術、価格の3点において差別化を図ることで競争力の維持を図っています。

特にAIソリューション事業においては、パートナー企業が競合するリスクを回避するため、地域や業種を考慮した適切なパートナーの拡充と、フォロー体制の強化を進めています。また、独自のノウハウを蓄積した専門チームによる一貫した提供体制を構築し、顧客との中長期的な関係構築による収益の安定性を追求しています。

バリュエーション

2026年8月26日時点の市場データにおいて、同社の株価は978円となっています。この時点での時価総額は約44.5億円であり、PERは17.77倍、PBRは1.47倍と算出されています。

また、同日のデータに基づく配当利回りは2.12%となっています。これらの指標は、同社が取り組むAIソリューションやWebマーケティングといった成長分野への投資と、その事業展開の評価を反映するものです。