事業モデル

同社は「映像&IT」と「ロボティクス」の2つの事業区分に分かれた事業展開を行っています。映像&ITでは、国内で書画カメラや電子黒板などの光学機器および関連サービスを提供し、海外でも拠点を活用した販売を展開しています。

ロボティクス事業では、国内外でFA関連機器や精密工学部品の開発・製造・販売を行っています。特に工作機械やエレクトロニクス業界を主な顧客とし、高度な技術力を背景とした製品提供を行っているのが特徴です。

KPI

当連結会計年度の売上高は51,380百万円となり、前年比1.5%増を記録しました。このうち映像&IT事業は37,768百万円(同5.4%増)、ロボティクス事業は13,611百万円(同8.0%減)となっています。

利益面では、営業利益が2,332百万円(前年比524.2%増)、経常利益が2,886百万円(同681.1%増)と大幅な改善を見せました。特にロボティクス事業において、高付加価値製品への転換や構造改革の断行により、当期は営業利益461百万円を確保しています。

成長ドライバー

成長の柱として、教育ICT分野におけるGIGAスクール構想に伴う機器更新需要の取り込みを推進しています。また、海外事業ではシンガポールやマレーシアでのサイバーセキュリティ需要を取り込むことで、収益性の向上に寄与しています。

ロボティクス分野では、ニデックアドバンステクノロジーとの業務提携を通じたハイエンドX線検査装置の販路拡大を目指しています。さらに、製品販売に付随する保守・サポート等のストック型収益を積極的に推進し、安定した収益構造への転換を図っています。

リスク

事業環境の変化に対し、競合他社の戦略や異業種企業の参入による技術的な差別化の脅威があることを認識しています。これに対し、独自の技術力と品質・信頼性による差別化、および徹底した原価低減により競争力の維持を図っています。

また、原材料や重要部品の調達における供給不安や、製品の品質不備によるブランド毀損のリスクにも対応しています。特にソフトウェア開発においては、進捗遅延や不具合が評価に直結するため、厳格な品質管理体制を構築し、リスク低減に努めています。

競合

同社は「教育ICT」「企業・自治体DX」「ビジョンシステム」「FAロボット」の4つの主要市場において独自の立ち位置を築いています。競合他社との価格競争に対しては、独自技術や品質による差別化で対抗する方針です。

特にロボティクス分野では、特定の製品に依存せず、高度な技術力を背景とした高付加価値製品へのシフトを進めています。また、事業ポートフォリオの継続的な見直しを行うことで、市場動向や競争環境の変化に対する耐性を高める戦略をとっています。

バリュエーション

2026年8月13日時点の株価は992円となっており、同日の時価総額は約132.2億円です。この時点でのPERは5.37倍、PBRは1.06倍と算出されています。

また、同日時点の配当利回りは3.36%となっています。これらの数値は、提供された最新の市場データに基づいた評価となります。