事業モデル

火災報知設備、消火設備、防犯設備の製造・販売に加え、これらに関連する施工および保守点検を一貫して提供する事業を展開しています。国内では、老朽化した設備の更新や定期的なメンテナンスといったストックビジネスの強化に注力しています。

海外市場においては、欧米やアジアなど複数の拠点を有し、地域ごとの需要構造に応じた製品供給を行っています。また、防犯設備分野では入退室管理システムなどの提供を通じ、多角的な安全・安心を提供する体制を構築しています。

KPI

当連結会計年度の売上高は105,855百万円に達し、前連結会計年度と比較して4.9%の増加を記録しました。営業利益は12,066百万円と、前年同期比で26.3%の大幅な増益を達成しています。

この成長を支えたのは、国内ストックビジネスの好調な推移と、海外事業における欧州および東南アジアでの販売伸長です。また、採算性を重視した受注活動の推進により、売上原価率の改善も寄与しました。

成長ドライバー

中長期経営計画「GLOBAL VISION 2030」に基づき、海外、リニューアル、保守の3分野を成長の柱として位置づけています。特に海外事業では、地域別の需要構造を踏まえたポートフォリオの分散により、安定的な成長を目指しています。

国内においては、建物のライフサイクルに合わせたリニューアル需要への対応力を強化し、顧客との関係基盤となる保守事業を拡大する方針です。また、DXの活用による生産性向上や、次世代の防災ソリューションの開発にも注力しています。

リスク

原材料・エネルギー価格の高騰や物流費の上昇など、コスト面での不確実性が継続するリスクがあります。特に地政学的な緊張や貿易摩擦は、サプライチェーンや為替動向に影響を及ぼす可能性があるため、調達先の分散等で対応しています。

また、建設業界における労働規制の強化や、製品に対する法規制・規格の変更にも注意が必要です。これに対し、DXの活用による生産性向上や、設計・開発段階からの法規制への対応を見据えた体制整備を進めています。

競合

火災報知設備分野では、国内の高齢化に伴う新設需要の鈍化を、リニューアルや保守といったストックビジネスの強化で補う戦略をとっています。この動きは、市場環境の変化に対応するための重要な差別化要因となります。

防犯設備分野においても、入退室管理システムなどの販売伸長により、独自の強みを発揮しています。競合環境に対し、高度な技術力とグローバルな供給体制を武器に、安定したシェアの確保を目指す構図となっています。

バリュエーション

2026年8月13日時点の株価は2,052円となっており、同日の市場データに基づくと時価総額は約1521.9億円です。この際のPERは16.23倍、PBRは2.23倍と算出されています。

また、同日時点での配当利回りは1.96%となっています。これらの数値は、同日の市場データに基づいた評価となります。