事業モデル
同社は半導体計測器具および半導体・LCD検査機器の開発、製造、販売を主たる事業として展開しています。事業はプローブカード事業とTE事業の2つの主要セグメントで構成されています。
プローブカード事業では、メモリ向けプローブカードにおいて市場優位性を有しており、同期間はHBM向けの需要を確実に捉えました。一方、TE事業では半導体検査用テスタやマニュアル・セミオートウェーハプローバ、テストソケットなどを提供しています。
KPI
当連結会計年度の売上高は70,173百万円となり、前年同期比で26.1%の増収を記録しました。海外売上高の比率は92.6%に達しており、グローバルな展開が鮮明となっています。
営業利益は16,542百万円(前年同期比31.6%増)と大幅な伸長を見せました。また、研究開発費は売上高の9.4%にあたる6,619百万円を投じており、次世代技術への投資を継続しています。
成長ドライバー
生成AIの普及に伴うデータセンター向け投資の拡大が、特にHBMやGPUといったメモリ分野において強力な追い風となっています。この市場動向を背景に、主力製品であるプローブカードの需要が好調に推移しました。
中期経営計画「FV26」に基づき、青森工場への設備投資や研究開発への積極的な投資を実施しています。さらに、ノンメモリ分野におけるMEMSタイプの新製品投入や、TE事業での新製品拡販を通じて、中長期的な成長を目指す体制を整えています。
リスク
半導体市場の動向や経済環境の変化により、顧客の設備投資が凍結されるなどの影響を受ける可能性があります。また、特定の主要な顧客への取引集中が進んでいるため、顧客の戦略変更が経営成績に直結するリスクが存在します。
高度な技術を扱う製品であるため、品質不備によるリコールや信頼性低下のリスクも抱えています。さらに、最先端技術の競争環境において、競合他社に先行されることによる競争力の喪失や、知的財産権に関する紛争等のリスクにも注視が必要です。
競合
同社は半導体製造のウェーハ検査工程において重要な役割を果たすプローブカードで高い市場優位性を有しています。特にメモリ向け製品においては強固な地位を築いており、技術的な差別化を図っています。
一方で、競合他社がより優れた新技術や新製品を先行して投入するリスクに常にさらされています。これに対し同社は、顧客との定期的な技術交流を通じて信頼関係を構築し、次世代のニーズをいち早く捉えることで競争優位性の維持を図っています。
バリュエーション
2026年8月13日時点の市場データにおいて、株価は14,460円となっています。同日の時価総額は約5314.6億円と算出されています。
同日の指標として、PERは44.05倍、PBRは7.18倍を記録しています。また、配当利回りは0.69%となっており、成長期待を反映した評価となっています。
