事業モデル

同社は直流安定化電源の製造・販売を主軸とし、ユニット電源、オンボード電源、ノイズフィルタ、およびPRBX製品の4つのカテゴリーを展開しています。これらの製品は、制御機器や半語体製造装置、医療機器など多岐にわたる産業分野へ供給されています。

事業活動は日本、北米、欧州、アジア、中国の5つの地域セグメントで展開されており、各拠点が特定の役割を担う体制となっています。特にオンボード電源は通信・放送機器向け、ノイズフィルタは一般産業機器向けなど、製品特性に応じた市場へのアプローチを行っています。

KPI

当連結会計年度の売上高は270億52百万円となり、前年同期比で34.7%減少しました。これに伴い営業利益も6億28百万円(同90.9%減)と大幅な減益を記録しています。

中期経営計画では、連結営業利益率15%以上およびROE 10%以上の達成を目指しており、現在は新製品の売上比率向上やコスト管理の強化を通じて、これらの目標に向けた体質改善に取り組んでいます。

成長ドライバー

LITE-ON TECHNOLOGY CORPORATIONとの資本業務提携により、グローバルな調達・販売・製造ネットワークを活用したクロスセルの推進が成長の鍵となります。この連携は、特に北米やその他の地域における製品展開を加速させるための重要な戦略です。

また、新製品「PDシリーズ」や「MUシリーズ」などの拡充に加え、医療用電気機器規格に対応した高信頼性・高安全性な製品ラインナップの強化も成長を支える要素となります。これらの新製品は、幅広いアプリケーションへの対応力を高める役割を果たしています。

リスク

世界的なインフレや為替の変動、地政学リスクに伴うサプライチェーンの混乱が、グローバルに展開する同社の経営成績に影響を与える可能性があります。特に原材料調達におけるコスト増や、特定の地域における経済成長の鈍化は重要な懸念事項です。

また、製品の品質に関するリスクや、競合他社との激しい価格競争による収益性の低下も課題として挙げられています。これらに対し、同社は複数購買の推進や高付加価値新製品の早期市場投入を通じて、収益の安定化を図る方針です。

競合

電源市場においては、技術進歩や調達部品の低価格化に伴う競争が激しく、特に大手ユーザーによる集中購買に伴う値下げ要請への対応が求められています。同社はこれに対し、製品の高度化と独自の品質管理体制の強化で差別化を図っています。

競合他社との比較においては、単なる価格競争に陥らないよう、高付加価値な新製品の展開や特定の産業分野における信頼性の確保を戦略の柱としています。特に医療機器や半導体製造装置など、高い品質基準が求められる市場での存在感が重要となります。

バリュエーション

2026-08-13時点の株価は1,375円であり、同日の時価総額は約513.4億円となっています。この時点におけるPBRは0.98倍と算出されています。

また、同日時点での配当利回りは4.81%となっており、投資家に対して一定の還元姿勢を示しています。これらの数値は、現在の市場環境における同社の評価を反映する指標となります。