事業モデル

同社は「価値=対価」の理念のもと、コンサルティング事業とファンド事業の二本柱を展開しています。コンサルティング事業では、従来の成果報酬型に加え、有償契約前に投資フェーズを設ける新たな成功報酬型モデルを確立し、規模を拡大しています。

ファンド事業においては、主に非上場企業への投資を目的としたファンドを組成し、GPとして案件の選別から投資後の経営支援、Exitの実現までを一貫して担います。また、LPとしても自己資金を投じることで、多角的な収益構造を構築しています。

KPI

コンサルティング事業では、成果報酬型モデルの導入により、当連結会計年度において売上高4,122百万円(前年同期比28.6%増)を計上しました。一方で、積極的なリクルーティングの結果として従業員数は前連結会計年度末比で81名増加し、319名となっています。

ファンド事業においては、投資先企業の売却や配当の受取により、売上高8,180百万円(前年同期比427.7%増)、営業利益6,013百万円(前年同期比457.8%増)と大幅な成長を記録しました。これら二つの事業が合算され、連結ベースでの売上高は12,302百万円に達しています。

成長ドライバー

成長の主要な原動力は、コンサルティング事業における「成功報酬型」モデルの拡大と、高度な専門性を活かした案件獲得にあります。特に、固定報酬型の枠組みに投資フェーズを組み込むことで、より広範な企業活動への支援ニーズを取り込んでいます。

また、ファンド事業においては、投資先企業の価値向上に向けた戦略立案や業務オペレーションの構築など、コンサルティングの知見を活かした支援体制が強みとなります。これらの相乗効果により、中長期的な成長軌道への回帰を目指す方針です。

リスク

コンサルティング事業においては、インフレや為替変動によるコスト削減の困難化が成果報酬に影響を与えるリスクがあります。また、高度なスキルを持つ人材の確保・育成・維持が重要課題であり、人材の流出や獲得の遅れは業績に直結する可能性があります。

ファンド事業においては、投資先企業の経営悪化による回収不能や、経済情勢によるExit条件の変動といった不確実性が存在します。さらに、金融商品取引法などの法的規制への対応も継続的に求められる環境にあります。

競合

コンサルティング業界は参入障壁が必ずしも高くないものの、同社は独自のノウハウや教育システムを強みとしています。特に成果報酬型コンサルティングにおける豊富な実績と標準化されたプロセスにより、競合他社との差別化を図っています。

一方で、競合他社による同様の報酬体系の導入やサービス品質の向上により、競争環境が激化する可能性も認識されています。これに対し、同社はブランド構築や広報活動を通じた認知度向上により、企業としての信頼性を高める戦略を推進しています。

バリュエーション

2026年8月14日時点の市場データにおいて、同社の株価は382円となっています。この時点での時価総額は約40.3億円(4,033,758,208円)と算出されています。

また、同社の投資指標として、PERは15.15倍、PBRは0.67倍を記録しています。これらの数値は、提供された最新の市場データに基づいた評価となります。